宝塚ファンとして劇場に足を運ぶようになった人なら誰でも経験する
【初観劇】
という特別な日。
「かっこいい男役の群舞が見たい!」
「ラインダンスが楽しみ!」
「大階段ってどのくらい大きいんだろう!?」
など人によってワクワクするポイントは違うでしょう。
しかし、やっと手に入れたチケットで【初観劇】を果たしたとしても
終演後「???」「思ってたのと違う」とがっかりしないために
チケットを取る前に
【絶対押さえたい!】宝塚の公演スタイル
についてお伝えしていきます。
では、さっそくはじめましょう!
目次
宝塚の公演は①メイン公演と②サブ公演の2種類がある!
宝塚歌劇団はほぼ1年を通して公演を行っています。(通年公演といいます)
ですので「宝塚の舞台がとにかく見てみたい!」というビギナーさんに対しても
大きく門戸が開かれているのです。
そこでまず押さえたいポイントは
【宝塚は大きく分けて2種類の公演がある】
ということ。
どういうことでしょうか?
①本公演(メインとなる公演)
宝塚歌劇団は2つの専用劇場を持っています。
①【宝塚大劇場】 兵庫県宝塚市(本拠地)
②【東京宝塚劇場】 東京都千代田区
の2か所です。
このいずれかの劇場で上演される公演を
【本公演】
といい、
宝塚歌劇のメインとなる公演がこれにあたります。
では、もう1つはどのような公演でしょう?
②全国ツアーや地方公演(サブとなる公演)
上記2か所の専用劇場以外で上演される公演がこれにあたります。
全国にある劇場を借りて行う公演です。
①日本各地の都市をまわる【全国ツアー】
②地方にある比較的大きい劇場で上演する【地方公演】 (大阪・名古屋・博多など)
特徴は?どんな違いがあるの?
ここからは、①メイン公演(本公演)と②サブ公演(全国ツアー・地方公演)の
主な特徴や違いについて解説していきます。
①【本公演】は高級レストランのフルコース!!
まずはメインとなる公演【本公演】の主な特徴を見ていきましょう。
メンバーが全員出演する!数の力に支えられるダイナミックな舞台!
宝塚歌劇団には5つの組があり、組ごとに公演を行います。
組にはそれぞれ70人前後のメンバーが在籍し、
メンバー全員が出演する大規模な公演です。
トップスターと呼ばれる組を代表するメンバー1人を中心とし、
2番手、3番手…など厳格に決められたポジションを守りながら
公演を行います。
また出演者が約70人という舞台作品は、日本にそう多くはありません。
【数の力】を最大限発揮した演出が魅力となります。
例えばダンスシーンでは舞台の端から端までぶらりと美しく並んだ光景だけでも圧倒されることでしょう。
ダイナミックさを体感できる公演でもあります。
宝塚の代名詞をすべて見ることができる!
宝塚と言えばコレ!と真っ先に思いつくものすべて見ることができます。
・【大階段】舞台を埋め尽くすような26段ある階段
・【羽根】公演の最後に背負いながら階段を降りるスターの象徴
(注意:作品によって羽根を背負わない場合もあります)
・【ラインダンス】若手団員が一列(ライン)に並んで踊る
はもちろんのことその他にも
【銀橋】【デュエットダンス】【群舞】など
【宝塚らしさ】が詰め込まれた全力公演です。
生オーケストラの演奏
宝塚歌劇の魅力の1つである【生演奏】を聞けるのも本公演ならではです。
舞台下にオーケストラ専用スペース・オーケストラピット(通称オケピ)があり、
指揮者が常に舞台を注視しながら出演者の動きに合わせた最適なタイミングで音を奏でています。
生演奏だからこそできる【アドリブ】で観客を楽しませてくれることもあります。
ここまで本公演の主な特徴を3つご紹介しました。
宝塚歌劇を上演するためだけに作られた劇場での公演のため、
すべてが最高の状態で、わたしたち観客にパフォーマンスしてくれるいわば
高級レストランのフルコースのような公演
それが【本公演】なのです。
本公演が高級レストランのフルコースなら、
もう1種類の公演はどんな特徴があるのでしょうか?
どんどん話を進めましょう!
②【全国ツアー・地方公演】は地元の旨い店!
この表題でなんとなく全国ツアーや地方公演の雰囲気がピン!ときたあなたは勘が鋭い!?
さっそく主な特徴を見てみましょう!
少数精鋭の選抜メンバー
組の在籍するメンバーの中から選抜されたメンバーのみが出演する公演です。
したがって出演者数は当然少なく、作品によっても異なりますが
30人くらいのことが多いです。
組全体の1/2~1/3くらいですね。
出演者が少ない分1人1人の役割は大きくなり、本公演ではセリフがない若手団員にも目立つ役がつくことがあります。
本公演で先輩の背中を見て学んだことを発揮できるチャンスだとも言えます。
少ないメンバーで盛り上げていかなくては!という気持ちから出演者の気持ちがより伝わりやすい公演となることが多いです。
ご当地ネタ盛りだくさんで親近感
日本全国様々な場所をめぐる全国ツアーの場合、
ご当地の特産物や方言などがその土地ならではの味のある部分が
劇中に盛り込まれることがあり、親近感が沸きます。
また、終演後に舞台挨拶のある回ではご当地出身の出演者を紹介があります。
地元出身の出演者を知り、応援するきっかけになることも多く
宝塚がグッと身近に感じることができるのもこのような公演の魅力です。
【注意】トップスターが出演しない公演
組の顔となりセンターで輝きを放つトップスターですが、必ずしもすべての公演に出演するわけではありません。
せっかく見るのなら「トップスターを見てみたい!」と思っているビギナーさんには注意が必要です。
全国ツアーの場合、基本的にはトップスターが出演しますが退団直前などのタイミングによっては例外パターンもあり、
次期トップスター(現2番手スター)が中心となって公演を行う場合があるからです。
出演者にこだわりのあるビギナーさんには注意が必要なポイントですが
個人的には、まず「見てみる!」ことをオススメします。
実際に劇場に足を運び、自分の目で生の舞台を見る!
すべてはそこから始まるといっても過言ではありません。
おわりに
ここまで【本公演】と【全国ツアー・地方公演】の特徴をお伝えしてきました。
如何でしたか?
なんとなく2種類の公演スタイルのイメージが沸いたでしょうか?
高級レストランには高級レストランの、地元の旨い店には地元ならではの良さがありますよね。
宝塚の公演にもそれぞれの良さを味わえる公演スタイルがあります。
是非、参考にしてみてくださいね。
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