「宝塚のチケットが取れない・・・」という声をよく耳にします。
ビギナーさんにとっても、この問題は頭が痛いでしょう。
チケット交換サイト『おけぴ』を上手に活用すれば
完売後のチケットも手に入る可能性があるということを
ブログ内でもご紹介しました。
しかし、それでも人気公演ともなるとなかなか難しい。
チケットが1枚も入手できないまま時間だけが過ぎていく・・・。
「今回は観に行けないのかな・・・」とため息も出ることでしょう。
しかし! 諦めるのはまだ早い!!!
たとえ、公演チケットが入手できなかったとしても
大変貴重な千秋楽の公演をLIVEで観ることができるチャンスが
あなたには残されているからです!
どういうことでしょうか?
さっそく、解説していきます。
目次
宝塚が映画館で生中継される素晴らしい時代がやってきた!
【ライブビューイング】という言葉をご存じでしょうか?
人気の高い舞台公演やアイドルのコンサートなどを
あなたの住む町の映画館がLIVE中継してくれる
素晴らしいシステムです!
宝塚も数年前からライブビューイングを導入しているため
・遠方のため劇場に行くことができない
・チケットを入手できなかった
人にとって、まさに神のような存在ですよね。
この素晴らしい時代に生きるわたしたちヅカファンが、
ライブビューイングを活用しない理由はもうどこにもありません。
そんな魅力的なライブビューイングですが、
【特に初心者にオススメしたい理由】をお伝えしていきますね。
魅力① 生中継されるのは貴重な千秋楽!
映画館で生中継されるのは、
本公演(宝塚・東京で上演される宝塚のメインとなる公演)の千秋楽
です。
千秋楽とは・・・その公演の最終回公演のこと。
舞台は日々進化し、成長するもの。
宝塚公演での初日と東京公演での千秋楽とでは同じ公演でも、
だいぶ違う印象を受けることが多いのです。
また、千秋楽ともなると出演者たちの役の理解が進み成熟し、
それぞれの役がしっかりと自分のものになっているため
・公演の集大成を観ることができ、
・千秋楽ならではのアドリブ
・トップスターによるあいさつ
・退団者がいる場合は退団あいさつ
・トップスターの退団公演であれば終演後にサヨナラショー など
通常の公演とは違うお楽しみ&サプライズが盛りだくさんなのです。
よって千秋楽はもっとも人気の高い公演と言えるでしょう。
そんな大人気の千秋楽が地元で観れるなんて最高のひとときです。
魅力② 価格はS席の約半額¥4600!
ライブビューイングのチケットは1枚4600円。(本公演の場合)
チケットぴあで販売され、さらに手数料が数百円程度かかります。
劇場チケットと比較すると、もっとも座席数が多いS席の価格が
・宝塚公演 ¥8300
・東京公演 ¥8800
ですので、半額とまではいかないものの、それに近い価格で購入できますね。
地元であれば、映画館までの交通費はさほどかからないでしょうし、
遠征しなければいけない遠方のファンにとっては
お財布に優しい価格と感じられることでしょう。
魅力③ オペラグラスなんて必要ない!
映画館といえば大きなスクリーン!
そこに舞台の様子が映し出されます。
実際の公演では多くのファンの必須アイテムである
オペラグラスはまったく必要ありません。
通常は劇場でオペラグラスをを覗きながらスターを追いかけるかわりに
カメラマンがスターを追いかけてます。
映画館でゆったりと鑑賞することができるのです。
魅力④ とにかく見やすい
映画館で映画を観るとき、
「前の人の頭が邪魔で映画が見にくかった・・・」
という経験をされた方はあまりいないのではないでしょうか。
映画館は前列との傾斜が大きく、座席の幅や前の座席との距離も広く
ゆったり作られていますよね。
これが実際の劇場と決定的に異なる部分です。
宝塚の劇場は一般的な劇場と比較すると、座席がせまく、
前列と接近しているため、宝塚の劇場に慣れていない場合や
体の大きめの方(特に男性)は窮屈な思いをすることがあるでしょう。
また、前列と接近しているということは舞台を観ている最中に
視界のどこかには前列に座っている人の後頭部が見えているということ。
座る場所や身長によっては、
センターを見るとそこは人の頭・・・
という悲しい出来事も珍しくないのですが、
ライブビューイングではそのような劇場あるあると無縁なのも嬉しいです。
魅力⑤ 初心者が陥りやすいポイントをカメラが克服!
わたしが初心者さんだった頃、正直なところ、
あの独特なヅカメイクに慣れておらず、
誰が誰だかまったく見分けがつきませんでした。
舞台観劇中はおろか、ブロマイドでさえトップスターを探すのに
苦労したことがありました。
トップスターだと思って見続けていた人が、実は全然違っていて
「???」という話は決して珍しくありません。
芝居の場合は、セリフや役ごとに衣装が違うので
見分けがつくかもしれませんが、ショーともなると金太郎飴のように
「みんな一緒!」現象に陥るのが初心者さん。
しかし、この初心者あるあるを解決してくれて
「トップさんはここにいるよ~」
「2番手さんはこの人ですよ~」
と、なんとなくカメラワークで教えてくれるのも
ライブビューイングの魅力であり、
初心者さんにオススメしたい理由なのです。
また、スクリーンに出演者1人1人が大きく映し出されるため、
ご贔屓を見つけるのにも一役買うことでしょう。
番外編 ポップコーン&ジュースもあり!
映画館ですから、当然ポップコーンとジュースというスタイルもありです。
劇場では上演中の飲食は禁止ですので、とても不思議な感覚がしますが
こんな観劇スタイルは珍しいので、一度やってみてもいいかもしれません。
さて、ここまでライブビューイングの魅力を見てきましたが
デメリットはあるのでしょうか?
これまでわたし自身は、観に行ったライブビューイングは
ほぼ満足しているのですが
(そもそもチケットを持っていない人の救世主ですから!)
強いて言うならば・・・ということでデメリットを挙げてみましょう。
デメリット① 劇場にいない疎外感!?
これは・・・、もうどうしようもありませんね(笑)
いないのですから。
そもそも舞台作品は、劇場という1つの空間を共有する出演者と観客のために
すべての演出が計算され作られている芸術です。
そもそも、演出家の頭にはライブビューイングのラの字も頭にないわけですから、潔く諦めましょう。
ショーの演出で最近多い、客席に出演者たちが降りてくる【客席降り】で、
2階席の観客が1階席を見下ろしながら感じる
ちょっと寂しい気持ちに似ているかもしれませんね。
デメリット② アングルが固定されるモヤモヤ
メリット③で
「オペラグラスで出演者を追いかけるかわりに
カメラマンがスターを追いかけてくれる」と書きましたが
同時にデメリットにもなるでしょう。
カメラワークでアングルが固定されるため、ライブビューイングの
観客はそのアングルでしか観ることができなくなりますね。
これは舞台を映像という表現方法に切り替えたときの宿命です。
本来、舞台はどこを見ても観客の自由。
わたしが上手(舞台に向かって右側)を観ていても、
隣の人は真逆の下手(左側)を観ているなんてことは
日常茶飯事ですからね。
センターに立つトップスターを中心にカメラアングルが決められるので
ご贔屓の生徒が下級生というファンにとっては、致命的な欠点となりえます。
デメリット③ 最前列は正直キツイ・・・
劇場の最前列は神席といい、夢のような時間を堪能できますが
映画館の最前列は・・・悪夢とまではいきませんが、
それなりに厳しいと言わざるを得ませんね。
普段、映画館で好んで最前列に座る人はまずいないでしょうし、
大抵は空席ということが多いです。
しかし、ライブビューイングでは映画館のすべての席を販売するため
当然最前列に座る可能性が出てきます。
わたしの経験ですが、年末に行われるスターが終結する一大イベントである
『タカラヅカスペシャル』のライブビューイングを最前列で観ました。
芝居はある程度【引き】のアングルもあるのですが
スターたちが歌いつないでいくという構成がメインの年だったため、
アングルはほぼスターのアップ。
目の前にそそり立つ巨大な壁のようなスクリーンに映し出されるスターの姿を
ひたすた見上げる・・・
まさに、蟻になったかような時間でした。
さらに、スクリーンが微妙に湾曲していたようで
(もちろん最前列でしか気づかないような些細なものですが)
スターたちも微妙に湾曲していました。
終演後はしばらく物が曲がって見えていました・・・。
これは極端な例かもしれませんが、
映画館の最前列に座る可能性もあるということを
頭の片隅に入れておくのがいいでしょう。
さいごに
宝塚がグッと身近になるライブビューイングの魅力をご紹介してきましたが
いかがでしたでしょうか。
是非、あなたの町の映画館に宝塚を観に出かけてみましょう!
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