宝塚音楽学校・受験

【宝塚音楽学校】倍率は?2020年108期や歴代の最高倍率も知りたい!

毎年、春になると宝塚音楽学校の合格発表のニュースをTVでも見かけるのはないでしょうか。

残念ながら2020年度の合格発表はコロナウイルスの影響で本科生による「発表いたします!」「キャー!!」という恒例の発表は自粛になってしまいました。

しかし、毎年涙と笑顔が入り混じる受験生たちの顔が映し出される度「この中から将来のスターが生まれるんだな」と微笑ましく画面を眺める宝塚ファンは多いことでしょう。

宝塚を知らない人にとっては、入学発表の様子を見て「泣きすぎじゃない?」とか「そんなに喜ぶことなんだ…」と不思議に思われるかもしれません。

しかし、宝塚音楽学校の倍率はとにかく高く、入学することは至難の技なのです。

そこで、今回は「宝塚音楽学校に入学することがいかに大変なことなのか」について、最新の倍率と歴代の倍率を見ながら徹底検証していきたいと思います。

最高倍率だった年と主な合格者も掲載しますよ!

さっそく始めましょう!

宝塚音楽学校の直近(108期&107期)倍率

まずは今年度2020年度と前年の2019年の倍率を見てみることにしましょう。

宝塚音楽学校倍率

まずは2020年度入学の108期生の倍率です。

受験者数 852人
合格者数 40人
倍率 21.3倍

続いて2019年度入学の107期生を見てみましょう。

受験者数 915人
合格者数 40人
倍率 22.87倍

ここ最近は1000人を下回る受験者数が続いていますが、2020年はついに900人も割り込みました。

これまでの宝塚音楽学校の受験事情を考えると、非常に少ない受験者数と言えます。

少子化の影響でしょうか。

とはいえ、合格倍率は20倍以上ですので、非常に狭き門でることに変わりないですけどね。

107期入学式の様子

22倍の難関を突破した107期40名の入学式の様子です。

一般的に倍率22倍と聞くと「高っ!!」というイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、宝塚音楽学校の歴代倍率と比べるとどうなのでしょう?

続いて歴代の倍率を見てみましょう。

宝塚音楽学校の歴代倍率

期(入学年) 受験者数 合格者数 倍率 主な生徒
91期(2003) 1020 50 20.4 愛加あゆ、野々すみ花
92期(2004) 1066 50 21.32 真風涼帆、鳳月杏
93期(2005) 984 50 19.68 彩風咲奈、芹香斗亜
94期(2006) 963 47 20.48 珠城りょう、仙名彩世
95期(2007) 863 45 19.17 礼真琴、柚香光、愛希れいか、
96期(2008) 854 40 21.35 花乃まりあ、咲妃みゆ、綺咲愛里
97期(2009) 1106 40 27.65 永久輝せあ、
98期(2010) 1028 40 25.7 真彩希帆、暁千星
99期(2011) 940 40 23.5 美園さくら
100期(2012) 924 40 23.1 華優希、星風まどか、聖乃あすか、風間柚乃
101期(2013) 881 40 22.02 縣千、鷹翔千空
102期(2014) 1065 40 26.62 舞空瞳、彩海せら、天飛華音
103期(2015) 1063 40 26.57 白河りり、夢白あや
104期(2016) 1079 40 26.97 都姫ここ
105期(2017) 1042 40 26.05 稀惺かずと
106期(2018) 965 40 24.12 研究科1年
107期(2019) 915 40 22.87 本科
108期
(2020)
852 40 21.3 予科

※90期以前は受験者数などの詳細なデータが揃わないため、記載していませんが、分かることがありましたら追記します。




宝塚音楽学校の最近の倍率傾向

この10年ほどの倍率は、22倍~27倍あたりが続いています。

2008年度入学の96期より、合格者数が40人となり、以前より減っているため、倍率が高くなっている傾向にあります。

受験者数は1000人前後で推移しています。

わたくし、きりん。が宝塚を観始めた頃(25年ほど前)はもっともっと倍率が高い時期が続いていましたので、その頃に比べると落ち着いてきているという印象です。

特に直近の108期生は受験者数が少なく、少子化の波が音楽学校にも押し寄せていると言わざるを得ません。

ちなみにこれまででもっとも倍率が高かったのはどの期でしょう。




宝塚音楽学校の最高倍率

これまででもっとも倍率が高かったのは1994年度に入学した82期で48.25倍です。

驚異的な数字ですね!

この難関をくぐって入団した主な生徒も気になります。

【トップスター】

◆蘭寿とむ(花組)
◆壮一帆(雪組)
◆紺野まひる(雪組・娘役)

【その他のスター】

◆月船さらら
◆遼河はるひ
◆涼紫央

【現役】

◆美風舞良(宙組副組長)

トップスター2人、トップ娘役を1人排出しています。

元花組トップの蘭寿とむさんは、音楽学校入学から卒業までずっと成績が1番だったという超優等生でした。

「首席卒業はトップになれない」というジンクス(?)がありますが、そのジンクスをものともせず、トップスターとして活躍されました。




宝塚音楽学校は高倍率は事実だけれども…

ここまで宝塚音楽学校の倍率を見てきましたが、たしかにものすごい数字です。

しかし、実際はもう少し低いと考えていいのではないかと思っています。

もちろん、受験者数や倍率など公表されている数字に偽りはないのでしょうが、そういうことではなく、【真剣に勝負している受験生】だけでしぼると話は別ということです。

なぜなら、宝塚音楽学校には【記念受験】をする人が一定数存在するからです。

タカラジェンヌを目指して毎日毎日努力している人ではなく

「ちょっとバレエをかじったことがある」

「まったく習ったことはないけどダメ元で受けてみる」

「宝塚音楽学校の空気だけでも吸いに行きたい」

という人が願書を提出し受験しますので、当然受験者数としてカウントされます。

そのような記念受験生が宝塚音楽学校の倍率を上げることに一役かっているのが現状でしょう。

もちろんそのような記念受験生は99%不合格になるのですが、まれに合格しちゃったりする人がいるのです。

何もできない・・・けど、

スタイルが群を抜いている!

顔が美しすぎる!

すでにオーラがあふれ出ている!

など、技術とは別の領域で宝塚が目をつけた形で合格!する人が本当に本当に稀ですが、実際にいるのが宝塚なのです。




まとめ

ここまで宝塚音楽学校の歴代倍率や最高倍率について見てきました。

まとめると・・・

宝塚音楽学校は倍率が高いことで有名

◆今年2020年度の倍率は21.3倍で低め

◆これまでの最高倍率は1994年度に入学した82期で48.25倍

◆82期の主な生徒は蘭寿とむ、壮一帆、紺野まひるなど

宝塚音楽学校は高いものの、記念受験生はかなり倍率を押し上げている可能性が高い

きりん。
きりん。
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