宝塚ファンの中には、下級生時代からキラリと光るダイヤの原石のような若手を発掘し、長年にわたり応援するというファンが少なくありません。
初々しかった生徒が成長し、1人の立派な舞台人となる過程を観続けることができるというのも宝塚ファンを続ける中での醍醐味と言えるでしょう。
まるで、子どもの頃から知っていた近所のおばさん気分です。
今回は、いま注目しておきたいイケメン若手男役ホープ(下級生)たちをそれぞれの魅力とともにまとめます。
さっそく始めましょう!
目次
宝塚の下級生とは?
宝塚では、劇団員のことを「生徒」と呼びます。
また、学校での「〇年生」のような呼び方があり、入団1年目なら、研究科1年(通称:研1)、2年目なら研究科2年(通称:研2)・・・と呼ばれます。
これは、専科であっても同じで、中には研30、研40という大ベテランの生徒さんもいるのが宝塚歌劇団です。
宝塚ではよく「上級生」「下級生」と呼ばれることがありますが、その線引きはどこなのでしょう?
一般的に「下級生」と呼ばれるのは、新人公演に出演する入団7年目(研7)までの生徒を指すことが多いです。
新人公演とは、本公演とまったく同じ公演(1本ものは短縮版)を入団7年目の生徒だけで演じる公演で、宝塚大劇場で1回、東京宝塚劇場で1回上演されます。
この新人公演で主演を演じることが出来た場合、将来のトップスター、番手スター候補となる可能性が高くなり、その生徒の今後を予想する上での1つの目安となります。
この記事で紹介する生徒さんも、研7以下の男役さんです。
花組のイケメン若手ホープ(下級生)たち
まずは、花組の注目若手ホープたちです。
【注目度】1位:聖乃あすか
【注目度】2位:帆純まひろ
聖乃あすか(せいのあすか)
入団年(期):2014年(100期)
出身:神奈川県横浜市
身長:170cm
新人公演主演:3回
【特徴・魅力】
◆音楽学校入学前にはモデルとしても活動していた美形男役
◆妹は月組男役の水城あおい
◆ダンス・歌・芝居ともに平均以上でさらに伸びる可能性が高い
◆2025年日本国際博覧会アンバサダーの1人
帆純まひろ(ほずみまひろ)
入団年(期):2013年(99期)
出身:兵庫県西宮市
身長:170cm
新人公演主演:1回
【特徴・魅力】
◆美形男役で、舞台の立ち姿も美しく華がある
◆特技のバトントワリングはかなりの腕前
◆早霧せいなから直接「下級生の頃の私に似ている」と言われる
◆新人公演最終学年で初主演を務める
◆芝居での繊細な表現と柔らかさ、歌には定評がある
月組のイケメン若手ホープ(下級生)たち
続いて月組の注目若手ホープたちです。
【注目度】1位:風間柚乃
【注目度】2位:礼華はる
【注目度】3位:彩音星凪
風間柚乃(かざまゆの)
入団年(期):2014年(100期)
出身:東京都品川区
身長:169cm
新人公演主演:2回
【特徴・魅力】
◆父:プロゴルファー小達敏昭、伯母:夏目雅子、義伯母:田中好子という有名人一家で育つ
◆幼少期から運動神経抜群で陸上(短距離走、幅跳び、高跳び)で選手だった
◆歌唱力に定評があり、『エリザベート』の月城かなとの代役として演じたルキーニは非常に高い評価を受けた
◆2025年日本国際博覧会アンバサダーの1人
礼華はる(れいかはる)
入団年(期):2015年(101期)
出身:東京都文京区
身長:178cm
新人公演主演:なし
【特徴・魅力】
◆とにかく長身で舞台映えする容姿
◆ダンス、歌ともに定評がある
◆新人公演主演はまだないが、今後に期待!
彩音星凪(あやおとせな)
入団年(期):2015年(101期)
出身:北海道雨竜群
身長:173cm
新人公演主演:なし
【特徴・魅力】
◆舞台でも目を惹くイケメンぶり
◆芝居に定評があり、『エリザベート』新人公演で演じたルドルフはの絶望を演じきり、高評価を得た
◆新人公演主演はまだないが、今後に注目したい有望株!
雪組のイケメン若手ホープ(下級生)たち
続いて雪組の注目若手ホープたちです。
【注目度】1位:彩海せら
【注目度】2位:縣千
彩海せら(あやみせら)
入団年(期):2014年(102期)
出身:鹿児島県鹿児島市
身長:169cm
新人公演主演:1回
【特徴・魅力】
◆かわいい&美形男役
◆102期では新人公演主演、第1号
◆芝居と歌に定評があり、新人公演初主演となった『壬生義士伝』の吉村貫一郎は高評価を得る
◆まだかわいい感が強い面が多いが、今後男役としてどう成長していくかに期待
縣千(あがたせん)
入団年(期):2015年(101期)
出身:京都府宇治市
身長:172cm
新人公演主演:1回
【特徴・魅力】
◆入団時成績4番と優秀で早くから注目される
◆ダイナミックで骨太な演技に定評がある、包容力のある男役
◆2025年日本国際博覧会アンバサダーの1人
星組のイケメン若手ホープ(下級生)たち
続いて星組の注目若手ホープたちです。
【注目度】1位:極美慎
【注目度】2位:天飛華音
極美慎(きわみしん)
入団年(期):2014年(100期)
出身:神奈川県横浜市
身長:175cm
新人公演主演:2回
【特徴・魅力】
◆幼少期から極真空手に明け暮れ、芸名の由来にもなった
◆最初の受験ではバレエを習う必要があることを知らず、2度目の受験で合格
◆スタイル抜群な長身で舞台でとにかく目を惹く存在
◆歌、ダンス、芝居ともに急成長中で今後さらに期待できそう!
◆2025年日本国際博覧会アンバサダーの1人
天飛華音(あまとかのん)
入団年(期):2016年(102期)
出身:鹿児島県鹿児島市
身長:171cm
新人公演主演:1回
【特徴・魅力】
◆急成長中の注目株!
◆キレッキレのダンスと演技力に定評がある
◆舞台で目を惹く華やかさが魅力
宙組のイケメン若手ホープ(下級生)たち
続いて宙組の注目若手ホープたちです。
【注目度】1位:風色日向
【注目度】2位:鷹翔千空
風色日向(かぜいろひゅうが)
入団年(期):2016年(102期)
出身:東京都練馬区
身長:175cm
新人公演主演:1回
【特徴・魅力】
◆宝塚音楽学校に入学前から、ミュージカル『アニー』など子役として活躍
◆ダンス・歌ともにハイレベルで新人公演初主演で好評価を得た
◆歌声が劇場を包む込むような伸びやかさがある
◆2025年日本国際博覧会アンバサダーの1人
鷹翔千空(たかとちあき)
入団年(期):2015年(101期)
出身:滋賀県草津市
身長:175cm
新人公演主演:2回
【特徴・魅力】
◆入団時成績は101期の首席
◆宝塚を目指したきっかけは同郷の先輩・安蘭けいに熱中したから
◆首席というだけあり、3拍子揃った実力派
まとめ
ここまで宝塚の男役・若手ホープたちを見てきました。
今後の活躍が期待できそうな生徒ばかりです。
また、今回紹介していない生徒たちの中にも、ダイヤの原石のように将来光り輝くスター候補たちはたくさんいるでしょう。
舞台でキラリと光る存在を見つけることは、宝塚ファンとして嬉しい瞬間ですし。劇場に足を運ぶこkとがより楽しくなります。
「2025年日本国際博覧会アンバサダー」として宝塚歌劇団より5名が選出されましたが、すべて今回紹介した入団7年目以下の生徒たちでした。
100期~102期あたりが中心となり、次世代の宝塚を担っていく存在になる時期が来ることでしょう。
今度の宝塚にも引き続き注目していきたいと思います。