宝塚ファンのバイブルとも言える『宝塚おとめ』。
毎年4月に発売される生徒一覧です。
発売時期が近づくとファンの間で盛り上がる話題は「今年の表紙は誰か?」について。
なぜ『宝塚おとめ』の表紙をこれほどまでに気にするファンが多いのでしょうか?
それは、あるジンクスがあるからでしょう。
そこで、今回は『宝塚おとめ』についての噂を歴代表紙になったスターから読み解きます!
さっそく始めましょう!
『宝塚おとめ』とは?
まずは『宝塚おとめ』についておさえておきましょう。
『宝塚おとめ』とは、その年に在団している宝塚歌劇団の生徒全員が載ったスター一覧です。
掲載される内容は・・・
◆顔写真
①入団1年目~7年目:素顔写真のみ
②入団8年目以降:素顔写真+舞台メイク写真
◆プロフィール
①誕生日②出身地③出身学校④身長⑤初舞台(年・公演名)⑥好きだった役⑦演じてみたい役⑧趣味⑨集めている物⑩好きな花⑪好きな色⑫好きな食べ物⑬特技(名取)⑭芸名の由来又は名付け親⑮愛称
◆50音索引
◆コラム
・宝塚歌劇団の歴史と理念
・宝塚歌劇団生徒の正装
・母娘・姉妹ジェンヌ一覧 など多数
◆轟悠+各組トップスター&トップ娘役の写真
かなりの充実ぶりです。
また、Wikipediaなどのネット上では知ることのできないプロフィール情報も多数掲載されています。
『宝塚おとめ』表紙にまつわるジンクス
続いては、ちょっと気になる『宝塚おとめ』にまつわるジンクスを見ていきましょう。
それは・・・
『宝塚おとめ』の表紙になったスターは翌年退団する
というもの。
宝塚の生徒が全員掲載される『宝塚おとめ』の表紙を飾ることは、まさにその年の【宝塚の顔】となる非常に名誉なこと。
その大役を果たすことができるのは、男役トップスターだけです。
トップスターと言えば、その名の通り、組の頂点に上りつめたごく一握りのスターたち。
トップスターに就任する=退団時期がどう遠くないという意味でもありますので、ご贔屓スターのトップ就任が発表されると「嬉しいけれど、正直複雑・・・」と語るファンは少なくありません。
トップスターの一般的な任期は約3年。
トップ2年目ともなると、そろそろ退団時期も気になり始めます。
『宝塚おとめ』の表紙が誰なのかに注目するファンが多い理由は、ここにあるのです。
『宝塚おとめ』歴代表紙スターと退団時期
それでは、実際にこれまで『宝塚おとめ』の表紙を飾ったトップスターと退団時期と退団時期の関係を見ていくことにしましょう。
※2000年以降のスターを掲載
年 | 表紙スター | 退団年 |
2000 | 愛華みれ | 2001 |
2001 | 稔幸 | 2001 |
2002 | 和央ようか | 2006 |
2003 | 紫吹淳 | 2003 |
2004 | 春野寿美礼 | 2007 |
2005 | 朝海ひかる | 2006 |
2006 | 湖月わたる | 2006 |
2007 | 瀬奈じゅん | 2009 |
2008 | 安蘭けい | 2009 |
2009 | 水夏希 | 2010 |
2010 | 真飛聖 | 2011 |
2011 | 大空祐飛 | 2012 |
2012 | 柚希礼音 | 2015 |
2013 | 蘭寿とむ | 2014 |
2014 | 凰稀かなめ | 2014 |
2015 | 龍真咲 | 2016 |
2016 | 明日海りお | 2019 |
2017 | 早霧せいな | 2017 |
2018 | 紅ゆずる | 2019 |
2019 | 望海風斗 | 2020年(発表済) |
このようになっていました。
ジンクス通り、表紙を飾った翌年退団しているスターたちをピンクにしています。
過去20年間の統計結果は・・・
『宝塚おとめ』の表紙を飾った翌年・・・
退団したスター:10人(20人中)
退団しなかったスターー:10人(20人中)
確率は50%となりました。
うーん、この結果をどう受け止めるか・・・。
はっきりとジンクスがあるともないとも言えない微妙な数字。
しかし、もう少し時期を絞って過去12年で見てると・・・
『宝塚おとめ』の表紙を飾った翌年・・・
退団したスター:8人(12人中)
退団しなかったスターー:4人(12人中)
約67%は翌年退団していることになり、一気に確率が上がりました。
この結果を見ると・・・
【ここ最近はジンクス通り『宝塚おとめ』の表紙を飾った翌年に退団する可能性が高い】
と言えるかもしれませんね。
※ただし、表紙にならずして退団するトップスターさんもいますから「表紙になっていない=翌年退団しない」というわけではありません。
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2020年の表紙は珠城りょう
さて、『宝塚おとめ』2020年版の表紙は月組トップスター・珠城りょうさんです。
前述したジンクスの通りとなれば、来年珠城さんは退団するということになりますが、3月17日退団発表がありました。
今年はジンクス通りとなりました。
珠城さんは2016年10月にトップスターに就任しましたので、約3年半経ちました。
以前、当ブログで珠城さんの退団時期について予想した記事で書いたことは・・・
◆2020年12月までの在団は確実で、退団の可能性は2021年1月以降
というものでした。
珠城さんは、2021年2月をもって退団されることとなりました。
まとめ
ここまで『宝塚おとめ』の歴代表紙を飾ったスターとジンクスについて見てきました。
まとめると・・・
◆『宝塚おとめ』は毎年4月に発売される宝塚歌劇団の全生徒が掲載される。
◆内容は顔写真やプロフィールをはじめ、宝塚歌劇にまつわるコラムなど。
◆『宝塚おとめ』の表紙を飾ったスターは翌年退団するというジンクスがある。
◆過去20年の統計結果は退団率50%で何とも言えないが過去12年を見ると67%と高確率で退団している。
◆2020年の表紙は月組トップスター・珠城りょう。
◆珠城さんが2021年中に退団する場合は、2月頃または8~9月頃と考えられる。
【追記】
2021年2月に退団を発表。
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