月組公演『赤と黒』が御園座で上演中です。
宝塚では過去に4度上演され、今回の月組公演で5回目となる名作です。
珠城りょうさん、美園さくらさん主演で演じられる『赤と黒』はどんな作品になっているのでしょうか。
今回は、すでに観劇された方の感想を中心に、あらすじや客席降り情報・上演時間などについても見て行こうと思います。
さっそく始めましょう!
目次
『赤と黒』あらすじ
まずは『赤と黒』についてです。
◆原作:フランスの作家・スタンダールの小説『赤と黒』
◆題材:1930年代に起こった事件
それでは、あらすじをざっくりとおさえておきましょう。
※後半は一部ネタバレを含みますので、知りたくない方は読み飛ばしてください。
◆貧しい製材屋の末息子・ジュリアン(珠城りょう)は、美しく頭がいい野心家の青年。
◆ジュリアンは家庭教師で行った町長の家で、レナール夫人(美園さくら)と恋仲になる。
◆ジュリアンとレナール夫人の関係は密告され、ジュリアンは街を出て神学校へ入学する。
◆才能を見出され、パリの大貴族、ラ・モール侯爵(一樹千尋)の秘書になったジュリアンは、令嬢・マチルド(天紫珠李)と恋仲になる。
◆2人の関係を知ったラ・モール侯爵は、ジュリアンの素性を知るため、レナール夫人に手紙を送る。
◆レナール夫人からは「良家の妻や娘を誘惑し、出世の踏み台にに利用する男」と返信があり、激怒したラ・モール伯爵は2人の結婚を認めない。
◆故郷に帰ったジュリアンは、レナール夫人の裏切りを知り激怒し夫人に怪我を負わせる。
◆捕えられたジュリアンだが、レナール夫人の本心を知り、下された運命を受け入れるのだった…。
かなりドロドロした物語ですが、名作だけあってかなり引き込まれます。
『赤と黒』感想
それでは、実際に観劇した方の感想を見ていくことにしましょう。
まずは全体の感想から。
『赤と黒』ここがよかった!
続いて、「ここがよかった!」「おすすめ!」というポイントはどこでしょうか?
珠城りょうがよかった!
まずは、珠城さん演じるジュリアンが好評です。
色々とかなり濃厚なかんじが伝わってくる感想ですね・・・。
一方、青年ジュリアンのかわいらしさをしっかり表現される珠城さんの表現の幅にも注目したいですね!
ラブシーンがやばい!
大人の恋を描く作品だけにラブシーンにも注目のようですよ!
タカラヅカスカイステージの『Now on Stage』でも話題になっていました。
フィナーレがよかった!
そしてフィナーレもおすすめ!
最初から最後まで引き込まれてあっという間だったという印象を受けている方が多いようですね。
月組生のレベルがグングン上がっていて、目がいくつあっても足りないというのは嬉しい悲鳴かもしれません。
『赤と黒』ここが残念…
一方で、「ここが残念だった…」という意見はあるのでしょうか。
調べてみた限り、現時点ではほとんどありませんでした。
大部分が高評価で非常に満足度の高い公演のようです。
今後、「ここはちょっと…」という感想が出てきましたが追記します。
『赤と黒』客席降り情報
続いて気になるのは、『赤と黒』で客席降りはあるか・・・ということ。
客席降りは…あります!
◆客席降り回数:1回
◆場面:フィナーレ
◆どんなかんじ?:男役が黒燕尾で降りてくる!!
フィナーレの客席降りって結構珍しいのではないでしょうか。
しかも黒燕尾姿の男役さんたちがさっそうと通路を通っていかれるなんて想像しただけで贅沢ですね!
まとめ
ここまで月組公演『赤と黒』について見てきました。
まとめると・・・
◆『赤と黒』は宝塚で5回目の再演となる名作
◆あらすじは男女のドロドロした愛憎劇で、大人の恋やラブシーンにも注目。
◆全体的に高評価が目立ち満足度の高い作品と言える。
◆珠城りょうの演技の幅、美園さくらの憑依型の演技に注目
◆月組生のレベルが高く、全体的に質の高い作品に仕上がっていると言える
◆フィナーレの客席降りは豪華!