専科の華形ひかるさんは、星組新トップコンビである礼真琴・舞空瞳のお披露目公演『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』が華形ひかるさんの宝塚でのラストステージとなります。
東京宝塚劇場の千秋楽は2020年5月3日。(未定)
【世界の彼氏】と呼ばれた華形さん。
そのかっこよさと色気漂う男役でありながら『ANOTHER WORLD』の貧乏神・びんちゃんのようなかわいらしい役まで幅広くこなし、まさに専科ここにあり!という存在のスターさん。
最近の星組とは縁深く、『AnotherWorld/KILLER ROUGE』『鎌足~夢のまほろば大和し美わし~』『GOD Of STARS食聖/Eclair Brillant』と紅ゆずるさんの主演作品に多く出演していました。
華形さんの退団公演も新生星組でということもご縁なのでしょう。
今回は、華形さんの退団公演となる星組公演と退団後について、さらに楽しいと評判のお茶会についても見ていきたいと思います。
さっそく始めましょう!
華形ひかるについて
まずは、華形ひかるさんのプロフィールを見ていきましょう。
芸名 | 華形ひかる(はながた ひかる) |
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誕生日 | 9月26日 |
出身地 | 東京都中野区 |
出身校 | 区立第十一中学校 |
身長 | 168cm |
愛称 | みつる |
初舞台 | 1999年「再会/ノバ・ボサ・ノバ」(85期生) |
入団時成績 | 19番(40番中) |
同期 | 柚希礼音、映美くらら、舞咲りん、奏野はると、十輝いりす など |
新人公演主演 | 1回『落陽のパレルモ』 |
バウホール主演 | 1回『フィフティ・フィフティ』(W主演) |
東上主演 | なし |
柚希礼音さんと同期の85期生。
雪組公演『ノバ・ボサ・ノバ』で「85!(eighty-five!)」と言いながら青を基調とした衣装でラインダンスを踊る85期生の初舞台は今でもはっきり覚えています。
組配属された花組で2014年まで組替えせず、花男として活躍したのち、専科へ異動。
様々な組で、舞台をぎゅっとしめる専科としての存在感が増し、芝居心があるスターさん。
華形さんが舞台に現れると、いい人の役でも悪役でも、客席で安心感と同時に舞台に引き込まれていく…。
そんな魅力のあるスターさんだと思います。
華形ひかるの退団公演 『眩耀の谷 』『Ray-星の光線-』とは?
さて、退団公演となる『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』は、謝珠栄先生のオリジナル作品です。
紀元前の中国が舞台となる幻想的な歴史ファンタジー のようです。
そこで華形さんが演じるのは周国の王である【宣王】
周国は汶という国を支配下におくことに成功。
その王である宣王は、幻の谷と呼ばれる【眩耀の谷】に存在すると言われる黄金が目当ての腹黒そうな王様なのかなと想像していますが、どうでしょうか。
『宝塚おとめ』にやってみた役は【悪役】と書かれていた華形さん。
退団公演で念願が叶いそうですね。
続いでのショーは『Ray-星の光線-』は、中村一徳先生(中村B先生)が演出を担当されます。
海外ミュージカルの演出やショーの演出を数多く手がけているベテラン演出家です。
最近では、雪組公演のショー『Music Revolution!』や早霧せいなさんの退団公演となった『Dramatic “S”!』、さらに明日海りおさん主演の『Melodia-熱く美しき旋律-』も中村一徳先生の作品です。
退団者への見せ場の場面をしっかりと用意していらっしゃる印象があります。
『Music Revolution!』で退団された鳳華はるなさんには、素敵なダンスソロの場面がありました。
専科として長年活躍されてきた華形ひかるさんの見せ場は、しっかりと作ってくださることでしょう。
華形ひかるの退団後
少し先の話ではありますが、次に気になるのは華形さんの退団後についてではないでしょうか。
これまでに数多く、宝塚を卒業していったスターさんがいらっしゃいますが、スター格の専科として卒業していった方の数はそう多くはありません。
◆沙央くらまさん
◆星条海斗さん
さらには、ファンの間では大部分で不評だった「新専科」という謎の制度のもと専科で退団された5名もスター格の専科と言えるでしょう。
◆伊織直加さん
◆汐風幸さん
◆成瀬こうきさん
◆樹里咲穂さん
◆初風緑さん
華形さんの退団後の活動を考える上で、上記のスター専科の方たちの退団後や現在の活動を見てみたいと思います。
退団後は、舞台やライブ・コンサートが多いようです。
ミュージカルに出演されている場合もありますが、ストレートプレイ(芝居)が多いことも特徴と言えるかもしれません。
専科として長年、研鑽を積んでこられた専科だからこそ出せる味わい深い演技は、退団後、外部の舞台でも通用するのでしょう。
あくまで個人的な考えですが、華形さんも芝居心のある役者さんだと思いますので、ミュージカルよりはトークライブやストレートプレイでの活躍が期待されるのではないでしょうか。
華形ひかるのお茶会
ファンの間で、評判の華形さんのお茶会はどのようなものなのでしょうか。
お茶会は、普段舞台では見ることのできないスターさんの素顔や公演の裏話が聞けるファンにとっては嬉しいイベントです。
専科の方も出演された公演期間中にお茶会を開くことが多いです。
参加された方の感想はどのようなものだったのでしょうか。
感想で多いのは、役へのこだわりとその内容の濃い、深いトークが魅力のようです。
舞台で観るときは完成されたものとして作品を観るけれど、そこに至るまでの過程や役への思いやこんな見どころもあるという情報をご本人から直接聞くことができることは、お茶会の醍醐味でもありますね。
公演ごとに趣向をこらした装飾が楽しめるのもお茶会の魅力の1つ。
さらには、公演にちなんだドレスコードがあったするようです。
といっても、「フォーマルで…」というものではなく「今回はどこどこの国の作品だったから、その国をイメージできるものを身に付けて・・・」など気軽に出来そうな楽しいドレスコードのようです。
まとめ
ここまで華形ひかるさんの退団公演や退団後、お茶会について見てきました。
まとめると・・・
◆華形ひかるは1999年入団の85期生
◆花組生として活躍したのち、2014年に専科へ異動
◆【世界の彼氏】の異名を持ち、その男らしく包容力のある男役からコミカルな役まで幅広く、数多くのファンを魅了している
◆退団公演は星組『眩耀の谷~舞い降りた新星~』『Ray-星の光線-』で2020年5月3日をもって退団。
◆退団後は芸能活動を行う場合は、トークライブや舞台出演などが考えられる。
◆華形ひかるのお茶会は、自身の役への思いなどトークが人気