宝塚音楽学校は成績がすべてといっても過言ではないくらい、厳しい序列があります。
本科生が行う文化祭は、2年間の集大成を披露する公演ですが、このプログラムも成績順に掲載されます。
首席も、最下位も、一目瞭然！
音楽学校卒業前の最後の成績は【入団時成績】とも言われ、非常に重要です。
入団後、公演でどのような役がつくか･･･、どこの立ち位置なのか･･･、この入団時成績がものを言うのです。
今回は、入団時成績が首席（＝首席卒業）した生徒のその後を見て行こうと思います。
さらに、宝塚音楽学校の入学試験で首席だった生徒は誰がいるのかも合わせて紹介します！
さっそく始めましょう！
宝塚音楽学校の歴代首席卒業とその後
歴代の首席卒業生とその後を見ていきましょう！
1994年に入団した80期生以降の一覧です。
80～89期
| 期（入団年） | 首席卒業生 | その後 |
| 80期（1994） | 霧矢大夢（男役） | 月組トップ（2012） |
| 81期（1995） | 舞風りら（娘役） | 雪組トップ娘役（2006） |
| 82期（1996） | 蘭寿とむ（男役） | 花組トップ（2014） |
| 83期（1997） | 天勢いづる（男役→娘役） | バウヒロイン1回（2009）・受験スクール主催 |
| 84期（1998） | 仙堂花歩（娘役） | 新人公演・バウヒロイン各1回（2005）・吉本興業所属 |
| 85期（1999） | 美鳳あや（娘役） | （2010） |
| 86期（2000） | 彩海早矢（男役） | （2010） |
| 87期（2001） | 瑠音舞佳（男役） | （2003）生尾佳子 |
| 88期（2002） | 大凪真生（男役） | スカイレポーター（2011） |
| 89期（2003） | 凪七瑠海（男役） | 【専科】新人公演、バウ、東上主演 |
90～99期
| 期（入団年） | 首席卒業生 | その後 |
| 90期（2004） | 芽吹幸奈（娘役） | エトワール5回（2019） |
| 91期（2005） | 天寿光希（男役） | 【星組】 |
| 92期（2006） | 百千糸（娘役） | Wエトワール1回（2012） |
| 93期（2007） | 彩風咲奈（男役） | 【雪組2番手】新人公演主演5回、バウ・東上主演 |
| 94期（2008） | 仙名彩世（娘役） | 花組トップ娘役（2019） |
| 95期（2009） | 礼真琴（男役） | 【現・星組トップ】 |
| 96期（2010） | 夢華あみ（娘役） | 新人公演、バウヒロイン・エトワール（2013）則松亜海 |
| 97期（2011） | 留依蒔世（男役） | 【宙組】新人公演主演・Wエトワール1回 |
| 98期（2012） | 暁千星（男役） | 【月組】新人公演主演4回・バウ主演2回 |
| 99期（2013） | 美園さくら（娘役） | 【現・月組トップ娘役】 |
100期～
| 期（入団年） | 首席卒業生 | その後 |
| 100期（2014） | 蘭尚樹（男役） | 【月組】 |
| 101期（2015） | 鷹翔千空（男役） | 【宙組】新人公演主演2回 |
| 102期（2016） | 舞空瞳（娘役） | 【現・星組トップ娘役】 |
| 103期（2017） | 花束ゆめ（娘役） | 【雪組】 |
| 104期（2018） | 碧音斗和（男役） | 【星組】 |
| 105期（2019） | 音彩唯（娘役） | 【雪組】 |
| 106期（2020） | 華世京（男役） | |
| 107期（2021） | ||
| 108期（2022） |
80期から106期までの首席卒業生27人を見てきました。
男役：16人
娘役：11人
※天勢いづるは卒業時男役だったため、男役としてカウント
宝塚音楽学校の歴代首席入学
続いて宝塚音楽学校に入学時、首席だった生徒です。
※空欄の年は不明。黄色は入学時・入団時ともに首席の生徒。
80～89期
| 80期 | 波輝晶 |
|---|---|
| 81期 | ふづき美世 |
| 82期 | 西條三恵 |
| 83期 | |
| 84期 | 仙堂花歩 |
| 85期 | 神月茜 |
| 86期 | |
| 87期 | |
| 88期 | |
| 89期 | 壱城あずさ |
90～99期
| 90期 | 天寿光希 |
|---|---|
| 91期 | 日高大地 |
| 92期 | |
| 93期 | 凰姿有羽 |
| 94期 | 漣レイラ |
| 95期 | 朝美絢 |
| 96期 | |
| 97期 | 永久輝せあ |
| 98期 | 天華えま |
| 99期 |
100期～
| 100期 | 蘭尚樹 |
|---|---|
| 101期 | 鷹翔千空 |
| 102期 | 摩耶裕 |
| 103期 | 朝葉ことの |
| 104期 | 蒼波黎也 |
| 105期 | 紀城ゆりや |
| 106期 | |
| 107期 | |
| 108期 |
入団時首席は注目されがちですが、入学時の首席はあまり注目されません。
入学式で総代としてニュースになることはありますが、その後の試験で順位が入れ代わることが多いので、記憶に残りにくいのでしょう。
しかし、80期以降で入学時、入団時ともに首席だった生徒は4名。
◆千堂花歩
◆天寿光希
◆蘭尚樹
◆鷹翔千空
厳しい競争にさらされる宝塚の世界で、成績上位をキープし続けることは大変ですから、努力の賜物と言えるでしょう。
まとめ
ここまで宝塚音楽学校の首席入学と首席卒業の生徒を見てきました。
まとめると・・・
◆宝塚音楽学校は成績がすべてとも言える競争社会。
◆80期以降の首席入団者27人のうち、男役は16人、娘役は11人で、男役の方が多め。
◆首席入団した27人のうち、トップスターまたはトップ娘役になったのは7名。
◆入学時・入団時、ともに首席だった生徒は分かっているだけで80期以降5名いる。
