客席同士の幅が一般の劇場に比べ、やや狭い宝塚の劇場は、
手荷物を客席へ持ち込むことはできません。
劇場入口でチケットを提示し、入場する際、大きめの荷物を持っているお客さんには「手荷物はお預け下さい」と声をかけられることが多いです。
そこで、今回は宝塚の劇場で手荷物を預ける際のポイントをまとめました。
目次
手荷物を預けるには?
東京宝塚劇場で実際に荷物を預けることがある筆者ですが、手荷物を預ける2種類の方法をご紹介します。
①コインロッカーに預ける
東京宝塚劇場の正面入口を入ると、右奥にコインロッカーがあります。
コインロッカーのさらに奥には、女性用トイレがありますので開演前には長い行列ができていることが多いため、コインロッカーの場所は最初はやや見つけづらいかもしれません。
間違えてトイレの行列に並ばないようにしましょう。
行列ができている場合は、行列の左側を通っていけば、コインロッカーにたどりつきます。
料金は?
コインロッカーには2種類の大きさがあり、
大 200円
小 100円
と一般的なロッカーに比べ、お安めです。
ここに注意!
一度投入したお金は返金されないタイプのロッカーですので、預ける荷物の中に、観劇中や休に必要なものはないか再度確認しましょう。
たとえば・・・
・オペラグラス(これを忘れると観劇に支障をきたすことも・・・)
・飲み物や軽食(開演前や休憩中は客席やロビーで飲食可能)
・折りたたみ傘(休憩中、劇場の外に出る場合など天気に応じて必要な場合も)
・ストールや羽織るもの(客席の温度に対応するためあれば役立ちます)
・プログラム(開演前や休憩中などに読みたくなるもの)
「オペラグラスやプログラムをわざわざコインロッカーに入れたりしない・・・」と思われるかもしれませんが、宝塚は【遠征組】といって遠方から泊まりがけで劇場に行くファンが多いのも特徴です。
ついつい、前日購入したプログラムやホテルのチェックアウト時間がギリギリになってしまったために、大きいバッグに入れてしまったままコインロッカーへ・・・という、うっかり行動もありますので、鍵を閉める前にしっかりチェックしたいですね。
②インフォメーションに預ける
東京宝塚劇場の正面入口を入ると、右側にインフォメーション窓口があります。
コインロッカーよりはるかに分かりやすいです。
この窓口でも、手荷物を預かってもらうことが可能です。
料金は?
大ロッカーと同額の200円で預けられます。
ここでは主にコインロッカーに入らない大きな荷物も預けることが可能です。
遠征組の大きめのキャリーケースはもちろんのこと、楽器などを預けている方を見かけたこともあります。
窓口に預ける場合もコインロッカー同様、預けたら困るものはないか確認してからにしましょう。
預けることをおすすめしたいもの
絶対に預けなくてはいけないけれど、預けた方が観劇に集中できるものがあります。
①冬場のかさばるコート
宝塚は通年公演ですので春夏秋冬いつでも上演しています。
もちろん真冬に劇場に足を運ぶこともあります。
厚手のダウンコートを着て行った日は客席に座った自分の膝の上に
ダウンを抱えながら、約3時間観劇しなくてはいけません。
また、ダウンコートはツルツルした素材が多いので、両手でオペラグラスを持っては下ろすという動作をするたび、コートが膝から落ちないか気になってしまうこともあるでしょう。
お気に入りのシーンやご贔屓スターが出演している場面で、膝上のコートに気を取られては、せっかくの観劇に集中できません。
冬場のコート類は、コインロッカーに預けて身軽になってから客席へ行くのもオススメです。
②紙袋、ビニール袋
観劇前にショッピングを楽しむことってありますよね。
そんなに大きくはないけれど、家を出たときには持っていなかった紙袋やビニール袋が1,2つ増えた状態で劇場に足を運ぶことがあります。
この袋類もロッカーに預けた方が観劇に集中できるかもしれません。
客席に袋類を持ち込む場合、置くのは膝上か足元です。
わたしは、地面に物を置くことに少々抵抗があるため、持ち込むとしたら膝の上に抱えるでしょう。
そうすると、浮上するのがオペラグラスを見るときに袋類から両手が離れてしまう①でも触れた【オペラグラス問題】。
さらにオペラグラスを覗いている最中に、万が一ドサっと膝から落下されてしまったら、かなり派手な音を立ててしまうことになり、周囲の観客のみなさんに対し、申し訳なさと気まずさを感じることになります。
この場合も観劇に集中できませんので、預けることをおすすめします。
まとめ
ここまで、【手荷物を預ける方法】と【預けることをおすすめするもの】について見てきました。
観劇をより集中して楽しむために、コインロッカーやインフォメーション窓口を上手に活用したいですね。
手荷物を預けるポイントは・・・
①客席に持ち込めない大きさの手荷物
②客席に持ち込めるけれど、観劇に集中できなくなる可能性のあるもの
身の回りをすっきりさせて、宝塚の舞台だけに集中できる時間は幸せです。
是非、楽しい宝塚ライフを♪