花組

【永久輝せあ】組替え後の花組で番手やトップ時期はどうなる?

雪組から花組へ組替えになった永久輝せあさん。

花組生として歩み出した永久輝さんが、今後どうなっていくのか気になります。

「花組での番手はどうなるの?」

「トップ就任はいつ頃?」

「花組での課題は?」

など、花組生となった永久輝さんの今後について考えてみようと思います。

さっそく始めましょう!

永久輝せあについて

まずは、永久輝せあさんのプロフィールを見てみましょう。

芸名 永久輝せあ(とわき せあ)
誕生日 8月8日
出身地 東京都世田谷区
出身校 白百合学園高等学校
身長 170cm
愛称 ひとこ
初舞台 2011「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」(97期)
入団時成績 6番(34人中)
同期 蓮つかさ、綺城ひか理、瑠依蒔世、海乃美月、城妃美伶 など
新人公演主演 4回『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!-』『るろうに剣心』『私立探偵ケイレブ・ハント』『幕末太陽傳』
バウホール主演 2回『New Wave!-雪-』(W主演)『PR×PRince』
東上主演 なし

特筆すべきは新人公演主演4回という実績でしょう。

すべて早霧せいなさんがトップスターを務めていた時代の作品です。

有名な原作を舞台化し、高い評価を得た『ルパン三世』や『るろうに剣心』でも新人公演で主演を演じました。

まさに、芝居と日本物の雪組で育ち、早霧せいなさんの粋な芝居心のDNAを受け継いだ雪組の秘蔵っ子と言えるでしょう。

入団11年目でトップスターに就任した礼真琴さんや柚香光さんでさえ、新人公演主演は3回でした。

下級生時代から劇団が期待をしていたことがよく分かります。

97期の中で先頭を走っている印象の強い永久輝せあさんですが、どんな魅力のあるスターなのでしょう?




永久輝せあの魅力

まずは、宝塚の男役らしく、舞台映えする容姿。

【正統派男役】【王子様系】と呼ばれる部類に入るでしょう。

ダンス、歌、芝居ともに安定した実力の持ち主で、舞台で目を引くスター性もあります。

ダンスの実力は、4歳からバレエを習っていたようで、基礎がしっかりした踊り方をするスターさんです。

高校時代から校内にファンがいた!?という噂もあるほど、スター性とダンスの実力を持ち合わせていたのかもしれませんね。

歌唱力に関しては、突出した高さはないものの、花組で存在感を発揮できるレベルと言えるでしょう。

芝居は雪組育ちだけあって、様々な役を演じ分ける【幅】を持っていると思います。

また、前述のとおり早霧せいなさんの芝居心を吸収しながら育った永久輝さんですので、今後経験を積んでいくとますます引き出しにストックしているものを発揮できる公演や役への出会いが増えるのではないでしょうか。




永久輝せあの番手

さて、ここからは花組・永久輝せあさんについて考えていくことにしましょう。

まず、「花組に組替えして番手はどうなるの?」と気になるファンは少なくないのではないでしょうか。

まず現在の花組の男役の構成から見ていきます。

トップスター 柚香光(95期)
2番手 瀬戸かずや(90期)
3番手 水美舞斗(95期)
路線スター 飛龍つかさ(98期)帆純まひろ(99期)聖乃あすか(100期)

新体制が落ち着くまでの暫定的な構成であると考えていますが、この中に永久輝さんが入ると、このようになるのではないでしょうか。

トップスター 柚香光(95期)
2番手 瀬戸かずや(90期)
3番手 水美舞斗(95期)
4番手 永久輝せあ(97期)
路線スター 優波慧(96期)飛龍つかさ(98期)帆純まひろ(99期)聖乃あすか(100期)

おそらくは順当に4番手ポジションからのスタートとなると思います。

花組生としての初出演となった『タカラヅカスペシャル2019』での永久輝さんのポジションに注目していましたが、予想通り花組が全員出演しているときの並びは控えめの4番手といったところでしょうか。

2部の花組コーナーの最初に瀬戸かずやさん、永久輝せあさん、聖乃あすかさんの3人が登場する『赤いけしの花』(「虞美人」より)の場面がありました。

2番手の瀬戸さんに続き、永久輝さん、聖乃さんがという顔ぶれに劇団の描く将来像を垣間見た気がしました。

少し先の話ではありますが・・・

トップスター 柚香光(95期)
2番手 永久輝せあ(97期)
3番手 聖乃あすか(100期)

という将来図が考えられているのではないかと感じます。

あくまで予想ですが、非常に美しい並びになること間違いなしでしょう。




永久輝せあのトップ就任時期

さきほど、少し先の話として、わたくし、きりん。の未来予想図を表にしてみました。

永久輝さんは、その実力と後ろ盾(VISAという強力なスポンサー)で、柚香さんのトップ就任中に2番手になる可能性は高いでしょう。

そうなると気になるのは、トップ就任時期。

入団11年目という早さでトップに就任した柚香光さんですから、3年はトップスターを務められるのではないかと考えています。

一方で「柚香さんは短期になるのでは?」と考えているファンも一定数いるようですが、個人的には通常任期といわれる3年を下回る可能性は低いのではないかと思います。

柚香さんについては、実力がやや問題と思える部分も無きにしも非ずですが、抜群のスター性と魅せるダンス、舞台で目を惹くオーラと芝居のセンスなど、宝塚のスターとして求められる部分をたくさん持ち合わせているのも事実。

今後、作品や演出を間違えなければトップスターとして成功するポテンシャルは多いにあると思いますし、そうすればおのずと人気も今以上に出てくるでしょう。

ただ、3年を大きく超える可能性もそう高くないと思いますから、柚香さんの退団時期は2022年頃ではないかと予想します。

2022年だと永久輝さんは入団12年目。

可能性としては十分考えられますが、もう少しあとでもいいような気もする・・・。

永久輝さんに限ったことではありませんが、【若返りのための人事】ととられてもおかしくない人事が行われることが珍しくない宝塚。

【若返り】と【早期就任】は別物ですから、若くしてトップや番手に就任することが必ずしもいいわけではありません。

むしろ、時期尚早な人事は、技術面、精神面が追い付いてくる前に、季節を先取りして咲かせるハウス栽培の花のようなものですから、咲くことはできても外界に出されると(舞台に立つと)そこで本来の風の冷たさを知ることになる。

それでは、スター本人も劇団もファンも、誰も得をしないという結果になりかねませんので、個人的には、スター候補たちは極端なハウス栽培はせずに、じっくりと育ててもらいたいと思っています。

柚香さんの退団時期が2022年頃から大きく変わることがある場合は、また違った展開も考えられますが、現時点では永久輝さんのトップ就任時期は2022年頃になるのではと考えています。




永久輝せあの課題

人気、経歴、実力、スポンサー・・・。

トップスターへの階段を着実にのぼっているように思える永久輝さんですが、課題はあるのでしょうか。

ぱっと思いつく課題はないですが、雪組育ちの永久輝さんにとって花組という新境地で花組の男役【花男】として馴染んでいくまでに苦労することもあるかもしれませんね。

VISAのインタビュー記事の中に、花組経験者の壮一帆さんからかけられた言葉が紹介されていました。

花組のファンの方と雪組のファンでは、求めているものが違うと教えていただきました。

「花組ファンの方は、ワイルドさや男らしい部分を望んでいらっしゃる方が多いから、自分に足りないものを感じることも多いと思うけれど、心で負けないように食らいついていきなね」

三井住友カードHPより

雪組はどちかというと、職人気質というか【じっくりと技を魅せる】という印象があります。

日本物が得意な組ですので、忍ぶ演技、感情表現を表にすべて出さない美学とでもいいましょうか。

一方、花組は伝統のある華やかさとカリスマ性をもったスターを多く輩出している印象があります。

花組、星組はどこか通じる部分があり、月組と宙組もどこか通じる部分がある。

雪組は、我が道を淡々と、そして確実に進んで行く…という印象があります。

雪組で学んだことに花組の華やかさやオラオラ感が加わると、さらに魅力的な男役に成長していくのではないかと今後の永久輝さんが楽しみです。

まとめ

ここまで永久輝せあさんの花組生として今後について考えてきました。

まとめると・・・

◆永久輝せあは2011年入団の97期生

◆正統派男役として、容姿、実力ともに優れた人気の高いスター

◆ダンス、歌、芝居どれも実力派

◆新人公演主演4回とバウ主演2回の経歴

◆明日海りおの後任としてVISAのイメージキャラクターに就任。

◆花組での課題は王子様系だけではない【花男らしさ】を手に入れることと考えられる

きりん。
きりん。
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