宙組で存在感を増している男役スター・和希そらさん。
歌とダンスに定評のある和希さんですが、ファンの間では「トップにはなれないの?」という声が上がっていることも事実。
実力は申し分のない和希さんですが「トップスターになれるのか?」が気になります。
今回は、宙組の今後を見ながら、和希さんがトップになる可能性やなれるとしたら【時期】についても考えてみることにします。
さっそく始めましょう!
目次
和希そらと現在の宙組
和希さんの出演する舞台を観たことのある人なら、ダンスや歌の実力があるスターだということに気付くでしょう。
キレのいいダンスや絶妙なリズムの取り方は、精鋭揃いの宝塚でも目を引くのではないでしょうか。
さらに、ダンスだけでなく、歌唱力のあるスターは宝塚で非常に貴重な存在でもあります。
宙組は2019年の『オーシャンズ11』で、別格として存在感のある上級生が複数退団しました。
和希さんは、今後の宙組で間違いなく存在感を増してくるでしょう。
そんな和希さんは、果たしてトップスターになれるのでしょうか?
まずは、現在の宙組の番手をおさえておきましょう。
宙組の番手
現在、宙組の男役の番手はこのようになっています。
トップスター | 真風涼帆(92期) |
---|---|
2番手 | 芹香斗亜(93期) |
3番手 | 桜木みなと(95期) |
4番手 | 和希そら(96期) |
路線スター | 瑠風輝(98期)、鷹翔千空(101期)など |
5組の中でもっとも番手がハッキリしている組と言えるでしょう。
和希さんの番手は正4番手と判断していいでしょう。
この番手が崩れる可能性があるとすれば、星組から宙組へ組替えとなる紫藤りゅうさんの存在です。
長身と正統派男役のルックスを兼ね備える紫藤さんが宙組でどのようなポジションになるかは今のところ不明です。
おそらく、同期である和希さんと近いポジションになるのではないかと予想されますが、個人的には和希さんの上をいく路線スターになる可能性は低いのではと考えています。
和希そらが宙組でトップスターになるまでを予想
では、次に和希さんが宙組でトップスターになる可能性と時期について見ていくことにしましょう。
そのためには、まずトップスター真風涼帆さんから3番手の桜木みなとさんがどうなるか、すなわち、今後の宙組を予想しておく必要があります。
トップスター・真風涼帆の退団時期
トップスターの真風涼帆さんは、2019年10月から岩谷産業とイメージキャラクター契約をしたことが話題になりました。
当初は、真風さんの退団は2021年前半ではないかと予想していましたが、トップスター就任2年目にして岩谷産業とのイメージキャラクター契約が発表されたことにより、長期化するのでは?という憶測が飛んでいるようです。
しかし、個人的には真風さんが、それほど長期化する可能性は少ないのではないかと考えています。
理由は、2番手の芹香斗亜さんの「2番手長すぎる問題」
芹香さんは、花組時代の2015年『カリスタの海に抱かれて』から2番手を務めています。
わたくし。きりんが予想する真風さんの退団時期は2021年ですから、もしその予想が正しければ6年間もの長きにわたり、2番手生活を続けることになるでしょう。
6年でも相当長いのに、さらに真風さんが長期化すると、7年…?8年…?と「トップにならずして退団!?」なんてことにもなりかねません。
芹香さんには阪急交通社がスポンサーとしてついていますから、トップスターにならずして退団という可能性はほとんどないでしょう。
となると、真風さんは2021年に退団し、芹香さんが次期トップスターに就任するいう流れが自然ではないでしょうか。
芹香斗亜がトップスターになったら…
芹香さんが宙組トップスターに2021年に就任すると仮定した場合、一般的には2024年頃の退団と予想できます。
通常、トップスターの任期が約3年が一般的だからです。
2番手時代に様々な役にめぐり会った経験を活かし、主演でありながら色々な人物像を演じることができるトップスターになるのではないでしょうか。
実力と人気のあるスターさんではありますが、柚希礼音さんや明日海りおさんのように長期にわたりトップスターを務める可能性は低いでしょう。
理由の1つに、このまま行けば芹香斗亜さんの次にトップスターに就任するのは、桜木みなとさん。
桜木さんは、宙組初の生え抜きトップスターになるかもしれません。
桜木みなとがトップスターになったら…
2024年頃、芹香さんの後を継ぎ、桜木みなとさんがトップスターに就任したと仮定します。
宙組初の生え抜きトップスターとして話題になるでしょう。
桜木さんも長期になる可能性はあまり高くないですから、通常任期の3年ほどトップスターを務められた場合、退団は2027年頃ではないでしょうか。
和希そらが宙組でトップスターになる時期
さて、和希そらさんが宙組でトップスターになると仮定した場合、桜木みなとさんのあとを継ぐ形になるでしょう。
その場合、和希さんがトップスターに就任する時期は2027年頃になるのではないでしょうか?
2010年入団の和希さんは、2027年には研18ですね。
最近のトップスターの就任傾向から考えると少々非現実的な数字です。
「遅い…」ですね。
やはり、このまま宙組でトップスターになる可能性は低いと言わざるをえないでしょう。
万が一、芹香斗亜さん、桜木みなとさんが宙組でトップにならずして「組替え」あるいは「退団」という場合は、可能性はあるでしょう。
しかし、芹香さんは星組→花組→宙組と組替えを多く経験しているため、再び組替えするとは考えにくいですね。
桜木さんについては、組替えの可能性はあるかもしれません。
ただ、95期の桜木さんが別の組に行くと考えてみたとき、適当な組が思いつきません。
すでに各組で95期はトップスターをはじめ、トップ候補として存在感を増している生徒がまんべんなくいますので、宙組から組替えしても桜木さんにとっていいことはないように思います。
和希そらがトップスターになるには…
さて、ここまで宙組の今後を予想してみました。
和希さんが宙組でこのまま順当に番手を上げていき、トップスターに就任するのは正直厳しいのではないかと思います。
では、和希さんが「トップスターになれないのか?」と考えたとき、可能性として挙げられるのは【組替え】です。
96期の男役で、和希さんはもっともトップスターに近い存在なのではないでしょうか。
番手を上げるために組替えをするという場合も珍しくありませんので、可能性はまだ残されていると言えます。
和希そらが組替えするなら…
もし、和希さんが組替えすると仮定した場合、どの組がいいのでしょうか。
1つずつ見ていきましょう。
和希そらが花組へ組替え?
95期トップスターである柚香光の後任は、97期の永久輝せあでほぼ決まりでしょうから、間に割って入るすきはなさそうです。
さらに、和希そらは花男のイメージではないですね。
もし、花組へ組替えしたら、別格ポジション確定でしょう。
和希そらが月組へ組替え?
2番手の月城かなと(95期)のあとは、暁千星(98期)まで3学年の差がありますので、この間に入ることは不可能ではないかもしれません。
しかし、暁千星の新人公演などの経歴と比較すると、別格ポジションになる可能性も充分考えられます。
和希そらが雪組へ組替え?
実力派が多い雪組に和希さんが組替えすると、雪組のクオリティはさらに上がること間違いなしです。
しかし、雪組は永久輝せあ(97期)が花組へ組替えし、朝美絢(95期)を推していくという方向性が見えてきましたので、朝美絢の下についたとしても現在の宙組と番手として変化はないでしょう。
さらに、雪組のイメージではないでしょうね。
和希そらが星組へ組替え?
礼真琴(95期)を音楽学校のときから尊敬し、お手本にしてきた和希さんにとって、星組への組替えの話があれば、喜ばしいことなのではないでしょうか。
現在の星組は2番手の愛月ひかる(93期)以下は、番手が曖昧です。
紫藤りゅうとトレードした形になりますが、星組のギラギラした雰囲気に和希さんは合っているように見えます。
しかし、ここで懸念することは、礼真琴さんと被ってるという点。
音楽学校からお互いに刺激し合ってきた仲のようですので、 歌唱力、ダンスともに 「似てる!」と言わざるを得ません。
仮に星組へ組替えした場合、キャラがかぶってしまい、逆に活躍の機会が減る可能性がなきにしもあらずです。
組子の構成だけを考えた場合、星組が一番入りやすいように思います。
まとめ
ここまで宙組の今後をみながら、和希そらさんがトップスターになる可能性について考えてきました。
まとめると・・・
◆和希そらは歌、ダンスともに実力のある宙組4番手男役
◆トップスターになる可能性は宙組でこのまま順当に上がると2027年頃(研18)となり、非現実的と思われる。
◆和希そらはトップスターになるなら【組替え】でトップへの道を探る方が現実的と言える。
◆組替えするなら、星組がいいと考えられるだが、礼真琴と被る可能性があり、逆に和希そらの良さを発揮できなくなる危険性がある。