月組の人気男役スター・暁千星さん。
下級生の頃から注目を集め、新人公演主演を複数回行うなど、劇団から期待を寄せられる存在です。
しかし、最近ファンの間ではこんな声が聞こえてきます。
「前ほどの勢いがないように見える・・・」
「そのうち組替えがあるのでは?」
月組の御曹司として大切にされている暁さんの今度が気になります。
そこで、今回は暁千星さんが今後トップスターや組替えになる可能性、さらにダンスや歌の実力についても見て行こうと思います。
さっそく始めましょう!
目次
暁千星について
まずは、暁千星さんのプロフィールを見ていきましょう。
芸名 | 暁千星(あかつき ちせい) |
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誕生日 | 9月14日 |
出身地 | 広島県福山市 |
出身校 | 福山暁の星女子中学校 |
身長 | 173cm |
愛称 | ARI |
初舞台 | 2012年『華やかなりし日々』『クライマックス』(98期) |
入団時成績 | 首席(40人中) |
同期 | 真彩希帆、飛龍つかさ、綾凰華、天華えま、瑠風輝 など |
新人公演主演 | 4回『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』『1789-バスティーユの恋人たち-』『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』『エリザベート』 |
バウホール主演 | 2回『A-EN ARI VERSION』(W主演) 『Arkadia』 |
東上主演 | なし |
中堅スターとして活躍が目ざましい98期の首席入団の暁さん。
その実力と注目度は、入団当初から高かったと言えるでしょう。
月組に配属後は、組替え経験のない生え抜きです。
さらにトップスター候補となる条件の1つである新人公演主演を4回も経験していることから、劇団の期待の高さがうかがえますね。
暁千星がトップスターになる可能性
さて、月組の御曹司である暁さんですが、トップスターになる可能性はあるのでしょうか。
現在の月組の男役の構成を見てみたいと思います。
現在の月組男役構成
トップスター | 珠城りょう |
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2番手 | 月城かなと |
3番手(別格) | 鳳月杏 |
4番手 | 暁千星 |
路線スター | 風間柚乃 ほか |
暁さんは、現在4番手あたりですね。
鳳月杏さんは、東上主演を行い非常に実力・人気ともに高いスターさんですが、珠城さにょり上級生。
別格扱いとなっているように見えますので、トップスター候補かというと微妙です。(個人的には鳳月さんのトップ姿が観たいのですが…)
よって、鳳月さんを除いた場合、暁さんが3番手となり、順当にいけば月城かなとさんの後任として月組トップスターに就任すると考えられます。
しかし、冒頭で紹介しました少々気になるファンの声がありました。
以前に比べて「暁さんの勢いが弱いのではないか」というもの。
わたくし、きりん。も月組公演を観ていて少なからず感じていたことです。
暁千星の月組での勢いが変わった!?
暁さんがもっとも勢いがよく、劇団からも推されているなと感じたのは、今から少し前、朝美絢さんが月組にいた時代ではないでしょうか。
月組は以前から、学年の近い生徒をセットのようにして切磋琢磨させ成長させる手法をとる傾向がありました。
この手法を好きか嫌いかは置いておいて、龍真咲さん&明日海りおさん、凪七瑠海さん&美弥るりかさん、朝美絢さん&暁千星さんのようなパターンです。
しかし、朝美さんはその後雪組へ組替えしました。
正直、当時の朝美さんは暁さんに押されがちだったように見えましたので、組替えが発表されたときには、これで暁さん爆上げか・・・と一瞬思ったのですが、どうやらそうではありませんでした。
一方、雪組へ組替えした朝美さんは月組時代よりはるかに人気上昇し、活躍の場が増えているように感じます。
では、なぜ暁さんは朝美さんの組替え後、以前の勢いを感じにくくなったのでしょうか。
コンビで切磋琢磨させる手法、再び・・・?
もっとも大きな理由は、風間柚乃さんの存在でしょう。
風間柚乃さんは暁さんより2学年下の100期生です。
容姿端麗で、歌、ダンスの実力も高く、さらに芝居心もあり繊細な表現をすることで注目が集まっていました。
風間さんの登場により、月組お得意のコンビで成長させる手法が再び・・・という印象を持ちます。
以前は下級生として追い付け追い越せという勢いがあった暁さんが、今後は逆の立場となり、風間さんの勢いに追われる形になっていると言っても過言ではありません。
どの時代、どの世界でも、後から追いかけてくる方が勢いがあるのは確か。
ロシアのフィギュアスケート界(女子選手)を見ていれば分かりやすい!
一方で、勢いだけでグイグイ行くような学年ではなくなったという見方もできます。
新人公演も卒業し、中堅の域に入る学年ですから、ここからは実力が一層試される時期に入ったと言えるでしょう。
そして、もう1つ考えられるのが「じっくり育てる」へシフトチェンジしたという見方。
月組は現トップスターの珠城りょうさんもそうですが、トップ就任が比較的早いことが特徴です。
まだ実力がついてくる前の就任や番手を上げるなどのやり方には、ファンとしても意見が分かれるところですが、この方法からの脱却を図ろうとしている可能性も捨てきれません。
鳳月さんの古巣、月組への組替えは、美弥るりかさんがいなくなった若い月組をサポートするためという見方もできますし、早期就任を遅らせるためという見方もできます。
いずれにしても、個人的には、停滞ではなく成長のための準備期間という見方で今後も注目していこうと思っています。
暁千星が組替えする可能性
続いて気になるのは、暁さんに組替えの可能性があるのかということです。
現在2番手の月城かなとさんは95期で次期トップスターの最有力ですし、95期は各組でスター揃いなことと、月城さんが雪組から組替えをされて月組にいることを考えると、月城さんの再組替えの可能性は低いでしょう。
今後、月組から組替えの可能性があるとすれば、暁さんか風間さんのどちらかではないかと思います。
どちらも組替え経験なしの生え抜きです。
しかし、組替えするということは何らかの事情があってのこと。
主に・・・
◆番手を明確にし、スター路線の強化
◆長所を伸ばすため
などが挙げられます。
2019年に発表された大量組替えの際、月組は全く関係ありませんでした。
早急に必要と判断された場合は、前回のタイミングで組替えが行われていたはずですから、個人的には近いうちの組替えの可能性は低いのではないかと考えています。
暁千星の実力
続いて、暁さんの実力も気になります。
見た目は「かわいい」と評されることの多い暁さんですが、男役としての歌唱力やダンスの実力を見ていこうと思います。
歌
暁さんといえばダイナミックなダンスという印象がありますが、歌唱力も公演ごとにレベルアップしているように感じます。
見た目と対照的に、声の低さや太さも魅力的です。
最後の新人公演となった『エリザベート』のトート役は、非常に高い評価を得ていました。
ダンス
そして、ダンスは下級生時代から目を引くものがありました。
ダイミナミックなダンスの中に細かい振りを繊細にこなす技術がさらりと入っているところが魅力です。
多くのファンも暁さんのダンスに魅了されているようです。
まとめ
ここまで暁千星さんについて見てきました。
まとめると・・・
◆暁千星は98期生で首席入団の実力派男役
◆月組で現在4番手あたり
◆以前より「勢いがないのでは?」と心配するファンの声があるのは事実
◆2学年下の実力派男役・風間柚乃に押されがち?という見方もされている一方、月組がじっくり育てる手法にシフトチェンジしたとも考えられる。
◆暁千星の実力は首席だけあり、ダンス・歌ともに高いが、ダンスは特に評価が高い。