雪組トップスター・望海風斗さんの退団発表の翌日、会見が行われました。
スカイステージで放送された会見を見ましたが、やっぱり望海さんの・・・
宝塚愛が!
雪組愛が!
まあやちゃん愛が!
そして真面目っぷりが!
すごいなぁ・・・とつくづく思いました。
今回は、望海風斗さんの退団会見を中心に望海さんについて思うことを書こうと思います。
目次
望海風斗の退団会見
それでは、さっそく望海さんの退団会見を見て行こうと思います。
望海風斗はやっぱり真面目
退団会見に姿を現した望海さんは、白地に黒いストライプのスーツ姿にくおいインナー、左手の人差し指にリングという出で立ちで会場に登場。
会場入りしたときの表情は、かなり硬く緊張気味だったようです。
これまで数々の舞台を経験してきたトップスターであっても、「退団会見」は初めててのこと。
どんな場でも、きちんと。
真面目な性格と言われる望海さんの決意がうかがえますね。
退団を意識したのはいつ?
まずは早霧せいなさんからトップスターの座を引き継いだとき。
トップになったときが1つのゴール。
トップを一生続けられるものじゃないし、自分のなかで2020年を区切りにしようと思っていた。
具体的に退団時期を考え始めたのは『壬生義士伝』の稽古中と公演中とのことですので、2019年の春から夏にかけてでしょう。
公演中に袖から、雪組の仲間たちが舞台に息づいている姿を見て、すごく尊いものを見ていると感じた。
涙がツーと出てきた瞬間があった。
そのときになんとも言えない幸せな瞬間があり、そういうことなのかなと思った。
自分が目指す男役の集大成として『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』で示すことができたのではないかなと・・・。
雪組生の退団を伝えたときの様子
雪組生に望海さんが自らの退団を伝えたのは、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』東京公演のお稽古が終わったあとだったようです。
ものすごい退団ブルーが訪れて、伝えるまでの数日がすごく辛くて…。
言ってしまったらカウントダウンが始まってしまうのと、みんなともう作品を作れなくなってしまうという寂しさが押し寄せまして・・・。
伝えるときはみんなの顔をなかなか見ることが出来ず、わたしが最初に泣いてしまいました。
よく「組のみんなが泣いてくれました・・・」という話を聞くのですが…(苦笑)
相手役・真彩希帆へ
真彩さんには、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の制作発表のあとに「退団します」と伝えたという望海さん。
そのときの真彩さんの様子や思いには深い愛が伝わってきました。
「退団します」と伝えたら「わたしも一緒に退団していいですか?」と聞かれました。
一緒にスタートして、一緒にゴールを目指していくっていうのはとてもありがたいなと。
色々大変ななことがあったと思うけど、一緒にたたかって・・・ものすごい力を発揮してくれて…
わたし自身、1人では見えなかった世界が本当に広がったし、これからももっと出来るんじゃなかなという気持ちを大切に、相手のこと、応援してくださる方のことを思いやりながら、いき続けたいなと思います。
真彩さんのことについて語る望海さんは、特に1つ1つの言葉を丁寧に選びながら話されていた印象を受けました。
【1人では見えなかった世界を見ることができた戦友】として、真彩さんのことをとにかく大切にされてきた望海さんらしい素敵な言葉の数々でした。
転機は『ドン・ジュアン』
これまでの宝塚人生で転機として挙げたのは【組替え】と【ドン・ジュアン】。
『ドン・ジュアン』でのやり切った感覚は、強烈なものだったようで「もう、退団してもいいな…(第1次)」と言って会場を笑わせていました。
『ドン・ジュアン』は望海さんが2番手時代に演じたフレンチミュージカルです。
この作品の望海さんを観て、ファンになったという方は少なくないでしょう。
ちなみに『タカラヅカ・スカイステージ』での次回放送は3/4(水)0:00~(3/3(火)24:00)ですよ!
退団してもいいとまで思ったかっこよすぎる望海風斗さんをお見逃しなく!
『ドン・ジュアン』は毎日、生き切った!という経験させてもらえたことは大きかった。
もうこんな作品には出会えないだろうと思っていましたが、毎作品毎作品そういう気持ちで過ごすことができました。
でも『ドン・ジュアン』があったから、あのときの感覚というものがあったからこそ、そのあとの公演でも「辞めても悔いはない」という感覚で作品に挑んでいくきっかけになった作品。
退団後の予定
退団後は、ゆっくりと「自分が何をしたいのか」と向き合っていきたいと考えていらっしゃるようです。
望海さんの舞台人としての実力を宝塚だけで終わらせてしまうのは、もったいなさすぎるので、外部で活躍を多くのファンは望んでいるでしょう。
しかし、今は・・・
男役以外の自分は想像できない(笑)
宝塚を卒業する最後の日まで、男役・望海風斗を追求し続けていかれることでしょう。
あの頃の自分へ・・・
宝塚を目指していた少女時代の望海風斗さんの乙女ぶりは、多くのファン7の知るところでしょう。
日記の中で、大好きな憧れの先輩・天海祐希さんへ「天海さんならどうする?」と書いていたエピソードは有名です。
そんなあの頃の望海さんへ、今の望海さんからかけた言葉がステキでした。
小学生の頃から憧れ、なんの疑いもなく私はこの舞台に立つんだと信じてきました。
他の道を知らないというか・・・、宝塚しか頭になかった。
そういう世界に出会えたことが幸せ。
宝塚を目指していた頃の自分に・・・
「ありがとう。想像していたより幸せだったよ」と伝えたいです。
まとめ
ここまで望海風斗さんの退団会見を中心に見てきました。
まとめると・・・
◆望海風斗は2020年10月11日に相手役・真彩希帆とともに宝塚を退団する。
◆退団を意識したのはトップ就任と『壬生義士伝』
◆雪組の組子に伝えたとき、退団ブルーで真っ先に泣いてしまった。
◆相手役・真彩希帆へは、一緒にスタートして、一緒にゴールを目指していくっていうのはとてもありがたいと思っている。
◆転機は「もう辞めていい」とまで思った『ドン・ジュアン』
◆今後のよていはゆっくり考えたい。
◆宝塚を目指していた頃の自分に「ありがとう。想像していたより幸せだったよ」と伝えたい。