観劇

【宝塚】S席の不公平を満足に変える観劇方法!

前回の記事で【客席の約70%を占めるS席の不公平感】について考えました。

今回はその続き。
ちょっぴり不公平と感じがちな後方席を満足できる席に変える方法はあるのか?
について考えます。

不公平感を解決するポイント

前回の記事の最後に、
ギャップを埋める方法は存在しませんが、不公平感は解決する方法があると書きました。
具体的に解説していきましょう。

ポイント① ギャップは埋められない

ギャップ=差。
この差とは、【舞台と自分が座る座席との距離】の差です。
これは物理的にどうやっても埋めることはできませんね。
最初から「しかたない」と割り切りましょう。
重要なのはここからです。

ポイント② 観劇スタイル

後方席などの舞台から距離がある座席に座りながら、
お目当てのスターをオペラグラスで追い続ける。
「ご贔屓の生徒の顔を1秒でも長く見ていたい」と思うファンは大勢います。
気持ちはとてもよく分かります。
このような【一点集中型】の観劇スタイルは
オペラグラスを必要としない前方席では
非常に満足度の高い観劇スタイルと言えます。

では、後方席ではどんな観劇スタイルがいいのでしょうか?

それは・・・
舞台全体から自分の見たいポイントを絞る方法。
【ズームイン型】と名づけます。

距離があるからこそ、見つけられる魅力を楽しむ観劇スタイルなのです。

特に「舞台全体から観る宝塚の魅力」をみつけるには、
後方席、2階席が絶対的におすすめです。

①変幻自在に移り変わるフォーメーション
②舞台後方や脇にいる出演者の細かい演技
③盆やせりを活用した見せる舞台転換
④舞台の幅いっぱいに並んだ数を生かした
 圧倒的な演出やダンス
⑤一糸乱れない群舞の迫力

舞台全体を観れるからこそ気付く宝塚の魅力は
たくさんあります。




ポイント③ ズームイン

ポイント②で、後方や2階席ならではの【距離】を生かした
【ズームイン型】観劇スタイルを提案しました。
しかし、どこにズームインするかは十人十色。

ご贔屓のスターが観たい!
かっこいい群舞が楽しみ!
下級生を発掘したい!
芝居をじっくり観たい!
ショーの華やかさが好き!
その組自体が魅力!  などなど

なぜ、自分が宝塚に魅力を感じるのか?

という根本を一歩引いた視点で
「宝塚が好きな、自分だけの理由」を見つけると、
ズームインする部分が自然と分かってくるはず。

ポイントは、舞台全体から焦点を絞る箇所を探すということ。
「なぜ、そこに焦点を当てたいと感じたのか?」は
引きの視点がないと見つけられないからです。
その視点を難なくできるのが後方席、2階席の魅力。

ポイント④ オペラグラスは最小限に

舞台との距離が遠いと、ついついオペラグラスを覗く時間が
長くなるかもしれません。
小さいものを大きく見るための道具なんだから当たり前でしょ?
と思われるかもしれませんが、
わたし自身オペラグラスを覗く時間は
どの席に座ってもほとんど変わりなく短めです。

①引きの視点から焦点を絞る、ここぞというタイミング
②肉眼で判別できない、気になる生徒を見つけたときの確認

後方、2階席に座る場合、上記2種類だけにオペラグラスを
使ってみてはいかがでしょうか?
これまでの観劇で自然と決めたマイルールでもあります。

オペラグラスを覗く時間が長くなると、せっかくチケットを買って
劇場に足を運ぶ最大のメリットが半減、もしくはそれ以下に
なってしまいます。
そのメリットとは・・・

【生の舞台】を自分の目で観るということ。

自分と出演者の間に何も存在しない。
それこそ究極なLIVEであり、最大の魅力でしょう。

さいごに

ここまで、S席で感じがちな
ちょっとした不公平を満足に変える観劇方法を見てきました。
チケットを入手したとき、真っ先に
「座席はどこだろう?」とチェックする人が多いはず。
1階後方列でも2階席であっても、がっかりする必要はもうありません。

①「宝塚が好きな自分だけの理由」を見つけ
② 宝塚のどこに焦点を合わせてみたいのか?を探す
③オペラグラスはここぞというときだけにし
④究極のLIVEを楽しむ

この方法で、どの席に座っても自分なりの宝塚観劇の楽しみを
見つけられるはずです。
楽しい観劇ライフを♪

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