星組

星組『龍の宮物語』感想がすごい!?客席降りとあらすじを知りたい!

星組公演『龍の宮物語』が幕を開けました。

瀬央ゆりあさんの2度目のバウホール単独主演となるこの公演ですが、どんな作品なのか気になります!

そして、演出家・指田珠子先生のデビュー作。

「どんな作品を作る先生なんだろう?」ってファンとしては大注目のデビュー作でもあります。

さっそく、すでに観劇した方の感想をまとめてみたいと思います。

どうやら…ハンカチ必須のようですよ。

さっそく始めましょう!

『龍の宮物語』あらすじ

まずは、どんな作品なのか、まずはあらすじをざっくりまとめます。

◆【夜叉ケ池伝説】と【浦島太郎】がベースの物語

◆時代は明治中期。

◆実業家の島村家の書生・伊予部清彦(瀬央ゆりあ)は、百物語で夜叉ケ池に伝わる怪談話を知る。

◆度胸試しに行った夜叉ケ池で、山賊から娘を助ける。

◆娘はお礼に池の底にある龍神の城・龍の宮に連れて行く。

◆清彦が助けた娘こそ、龍神の姫・玉姫(有沙瞳)だった。

◆龍の宮で楽しい時間を過ごすが、地上の人々が恋しくなった清彦は帰りたいと玉姫に告げる。

さて、どうなるか…

とまでしか公式HPには書かれていないのですが、その後のストーリーは完全にネタバレを含みますので、知りたくない方は読み飛ばしてくださいね。




◆龍の宮で過ごす中で、清彦は玉姫といいかんじに…(膝枕のシーンが美しい)

◆上に帰りたいという清彦の言葉を聞いた玉姫は「なぜ、お前をここに招いたと思う!?」と、これまでの様子から一変。

◆玉姫が清彦を龍の宮に連れてきたのは偶然ではなくすべて策略があってのことだった。

◆長年の恨みをはらすため、恨む相手の血を引く清彦を龍の宮へ連れて来て、復讐のときを狙っていた玉姫は清彦を殺そうとするが…とどめをさすことができない。

◆玉姫を寵愛する龍神(天寿光希)が清彦を殺そうとするも、玉姫は龍神を止める。

◆玉姫は玉くしげ(箱)を渡し「自分に会いたかったら、この箱を開けてはならない」と告げ、清彦を地上に帰す。

◆地上では30年の時間が経っていた!!

◆思いを寄せた島村家の娘(水乃ゆり)は他界した聞き愕然とする清彦。

◆雨が降らず、村の風習で雨乞いのために龍神に捧げる生贄となる娘を探す

◆実は昔も同じように雨乞いの生贄として捧げられた村の長者の娘がいて、その娘こそ玉姫だった。

◆玉姫の恋人だったは「助けに行く」と約束したものの、池の底で龍の姿になった玉姫を見て恐れをなし逃げ帰ってしまう。

◆それ以来、村人や子孫に恨みを抱いた玉姫は清彦を龍の宮に連れて行き復讐しようとしたものの、できなかった。

◆玉姫のことが忘れられない清彦は、再び龍の宮へ。

◆「どうして玉くしげを開けなかった!?」と玉姫は自分を殺すように清彦に頼むが、できない清彦。

◆龍神と清彦の対決が始まり、清彦を庇って玉姫は龍神の剣に倒れる。

◆再び地上に戻った清彦は玉くしげを開けると、雨が降り、玉姫の声が聞こえる。

◆結末は悲恋で幕。




『龍の宮物語』感想

さて、あらすじを読んだ限りでは、なかなか面白そうと思いましたが、実際に観劇した方の感想が気になります。

まずは全体的な感想から。

【闇のおとぎ話】という表現が秀逸ですね!なるほど!

全体的な感想で多かったのは・・・

「泣ける」
「美しい」
「悲しい」

という感情が多かったように思えます。

そして、瀬央ゆりあさん演じる清彦の好青年ぶりが半端ない…。

玉姫が「悪党ならよかったのに…」と嘆くシーンがあるのですが、このセリフが心の奥に突き刺さるほどの好青年を好演しています。

そして、有沙瞳さん演じる玉姫の清彦への憎しみと愛を胸の内を秘めた演技にも高評価が寄せられています。

美しい玉姫の豹変ぶりも見どころと言えるでしょう。

演出家デビューの指田先生を第2のウエクミ先生(上田久美子先生)と評する方も!

また楽しみな演出家の先生が登場し、ファンとして嬉しい限り♪

それぞれの見どころをまとめているツイートもありました。




『龍の宮物語』フィナーレがいい!

物語ももちろんいいのですが、フィナーレも好評です。

まず、「フィナーレがある!」ということに嬉しかったファンも多いのではないでしょうか。

瀬央さんは赤いスーツ、有沙さんは赤いドレスで、物語とはガラリと雰囲気の違うデュエットダンスに、少々頭が追い付いていかなかったという方もいるようですが、とても素敵なシーンに仕上がっているようですね。




『龍の宮物語』客席降り

さて、次に気になるのは【客席降り】があるのかということではないでしょうか。

『龍の宮物語』の客席降りは…あります!

しかし、大勢で降りる華やかな客席降りではなく、1幕の最後に瀬央さんが地上に戻り、現実を知ったあとの苦悩とともに客席に降りてこられるようです。

その表情がとにかく美しいということですので、通路席の皆さまは必見ですよ!




まとめ

ここまで、『龍の宮物語』の感想を中心に見てきました。

全体的な印象として、近代ではありますが日本物ということで、どっちに転ぶか少々身構えていましたが、高評価の感想ばかりです。

東京での公演がないのが残念…。

最近の宝塚は、将来が楽しみな演出家が多くデビューしているように思えます。

特に女性の演出家の活躍がめざましく、宝塚ファンとしてとても嬉しく思っています。

演出家の先生方がいい作品を書いて下さらないと、宝塚の舞台は成立しませんから!

ここまでの内容をまとめると・・・

◆『龍の宮物語』は瀬央ゆりあ2度目のバウホール主演作

◆【夜叉ケ池伝説】と【浦島太郎】をベースとしたハンカチ必須(?)の作品。

◆感想は全体的に高評価が目立ち、期待できる作品

◆瀬央ゆりあの好青年ぶりと有沙瞳の豹変する演技が特に見どころ

◆ガラリと雰囲気の変わるフィナーレも見どころ

きりん。
きりん。
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