ここを押さえたら観劇が10倍楽しくなる!
というポイントをまとめますよ!
目次
『エクレールブリアン』ってどんなショー?
演出は酒井澄夫先生。
【スペースレビューファンタジア】と副題がついています。
宇宙から地球に舞い降りた青年が、世界各地を舞台に歌い踊る姿を描いた美しくゴージャスなレビュー。
宝塚歌劇公式HPより引用
宇宙からやってきた紅さんではありますが、舞台となるのは地球ということで、オープニングの衣装を除いて宇宙感はなく宝塚の王道とも言えるショーに仕上がっています。
『エクレールブリアン』の意味は?
『エクレール ブリアン』の意味ですが
Éclair とは 【稲妻】
Brillant とは 【輝かしい・明るい】
フランス語です。
輝かしい稲妻
となりますね。
本来、稲妻自体、ピカッと光る輝かしいものですがそこに「輝かしい・明るい」という形容詞を追加したということは
キラッキラでピッカピッカに光りまくる稲妻のようなショー
というイメージで命名されたのでしょう。
稲妻のような衝撃!
閃光のようにまぶしく!
実際の作品もその名の通り、キラキラのショーです!
余談ですが、シュークリームにチョコレートがかかったエクレアというお菓子がありますよね?
Éclair は同じスペルですので、 Éclair だけだと甘い甘いショーになっていたかもしれませんね(笑)
『エクレールブリアン』感想は?
終演後、「宝塚のショーを見たぞ!!」という気持ちになれる、宝塚ファンの心を満たすショーといっていいでしょう。
これから観劇される方、期待していいと思いますよ!
『エクレールブリアン』見どころは?
オススメ&見どころシーンを解説していきましょう。
オープニング
紅ゆずるが1人、銀橋に登場。
衣装はシルバーで肩の前後に太鼓橋のような飾りが!
斬新!
本舞台の幕が落ちると組子たちがズラリ!圧巻です!
かなり濃いめのシルバーのスーツとドレスで、色調では宇宙感があります。
続いて登場する綺咲愛里の衣装も紅さんの衣装に合わせた太鼓橋ショルダー付きドレス!
【宇宙から舞い降りたカップル】ですね。
♪愛を感じて~ 愛をみつめて~♪
という曲とフレーズは耳にすっと入ってきます。
覚えやすく、すっと入り込んでくる曲はいいですね。
客席降りあります!
オープニングで客席降りがあります!
紅ゆずる、礼真琴、綺咲愛里みーんな降りてきますよ!
紅さんはSS席1列目の前を通りセンターで歌いますし、通路には組子たちがズラーリ並んでオープニングから客席は一気にヒートアップ!
さらに舞台に戻った紅さんですが、上手側(舞台に向かって右側)の銀橋に座って歌うシーンもあります。
上手側に座る人は嬉しいですね。
礼&舞空のダンスに息を飲む!
次期トップコンビのシーンは必見です。
その実力・かわいらしいお似合いカップルとして期待値が高まります。
薄いオレンジ色のワンピースに身を包んだ舞空瞳。
可憐で清楚です。
本を読んでいると、どこからともなく羽根が舞い、風の妖精(?)の礼真琴が現れ、軽やかなダンスシーンが始まります。
礼が表現する風が素晴らしく、舞空との淡い恋を感じさせる息の合ったダンスシーンは、【これからの星組】を垣間見ることができます。
クンバンチェロで盛り上がろう!
中詰めのスタートは、紅ゆずる率いる男役8人で踊る『クンバンチェロ』!
宝塚のショーでは幾度となく登場する一気にボルテージの上がる曲です。
星男らしいオラオラ系で大盛り上がり!?と予想していましたが、比較的上品なクンバンチェロに見えたのはわたしだけでしょうか?
集中力が際立つ【ボレロ】
「呼吸することを忘れるくらい集中する」と出演者の一人が表現するくらい【一体感】を感じるシーンです。
プロローグに続いて組子が大勢出演するシーンで、数の力にも圧倒されそうな場面でした。
【階段】の使い方にも注目ですよ!
舞台奥には、横向きで置かれた長い階段があり、階段を降り下手側に進む列、階段前で上手側に進む列が打楽器の音だけが静寂を破り一定のリズムを刻み続ける中、生徒の呼吸が聞こえてきそうでした。
張り詰めた空気は、劇場全体を包むこむように広がっていく様子が手に取るように伝わるシーンです。
1つ1つの音を積み重ねて空間を作っていくボレロのシーン注目してください!
退団者たちの場面
今回の公演では星組トップコンビ以外に退団者が3名います。
如月 蓮
麻央 侑希
蓮月 りらん
星が描かれた青い幕の前で、専科・華形ひかるの歌に合わせて退団者を中心にしたダンスシーンがあります。
群舞は圧巻!
フィナーレは大階段での黒燕尾での群舞。
黒燕尾というこれぞ宝塚!という衣装で踊るのは、三味線で奏でられるこれぞ日本!という曲。
紅ゆずるのサヨナラ公演だということを初めて感じるシーンでした。
哀愁・責任・重圧・孤独・男役としての美学・愛・・・。
表現とは、表に出すことだけではなく、内に秘めたまま、観るものに感じさせる。
そんな【表現】が素晴らしい場面でした。
『エクレールブリアン』に出てくる曲は?
『エクレールブリアン』にはどんな曲が使われているのでしょう?
①『クンバンチェロ』
②『ボレロ』
③『風林火山』オープニングテーマ
が印象的ですが、三味線の群舞で使われる『風林火山』は、NHK大河ドラマ史上、最高の名曲だと思っています!
この曲がまさか宝塚の群舞で聞けるなんて・・・。
『GOD OF STARS-食聖-』
『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
東京宝塚劇場
2019年9月6日(金)~ 10月13日(日)