FNS歌謡祭で「あの黒髪の人は誰?」「イケメンすぎる」と話題になった宝塚の雪組男役・朝美絢(あさみじゅん)さん。
その端整で華のあるビジュアルは、宝塚ファンの間では入団当初から知られていましたが、地上波で放送されるやいなや話題の人として取り上げられました。
今回は、人気急上昇中の朝美絢さんの魅力について考えます。
目次
朝美 絢ってどんな人?
朝美絢さんは、宝塚歌劇団・雪組に所属する男役スターです。
とにかくイケメン!
垢抜けした華やかな顔立ちで、舞台映えします。
やや小柄だけど・・・
身長は169cm。
最近の宝塚の男役としてはやや低めですが、【和物の雪組】【芝居の雪組】と呼ばれる実力者揃いの組に所属しているため、身長が気になるようなことはありません。
組によって長身揃い、雰囲気など違うため、同じ身長であっても「もう少し高ければ・・・」と感じることもあるのです。
近年の雪組トップスターは長身のスターは少なく、【職人】気質で芝居に定評がある人ばかりでした。
雪組に組替えとなる前は、月組に所属していましたが、組替えしたことにより、月組時代よりはるかに人気、実力ともに上昇中ですので、今後が楽しみな生徒です。
進撃の95期!
将来のスター候補の宝庫で実力者揃いと言う意味で 【進撃の95期】と命名された95期生の1人です。
95期とは、宝塚歌劇団が創立95周年を迎えた2009年に入団した期という意味です。
95期はすでに娘役トップを複数輩出し、みな実力者でした。
男役トップスターとして内定者を2人も出していますから命名通りの【進撃】ぶりです。
そんな95期とともに成長し、雪組『壬生義士伝』では、新選組・斎藤一を好演している朝美さんは、この公演でスター路線を確実なものにしたと感じます。
朝美 絢の魅力はこれだ!
最高のビジュアル!
進撃の95期の中ではもちろん、宝塚歌劇団の中でもそのビジュアルはトップクラスと言えるでしょう。
宝塚と世間一般とでは「美しい」と言われている基準が必ずしも一致しない場合がありますが、FNS歌謡祭での白熱ぶりを見ると、その差はほとんどないでしょう。
また、ショーの群舞など出演者が多い場面でもパッと目を引く華やかさがあるのも魅力。
ダンスや歌がとびきり上手いというわけではないのですが「人目を引く」というのは才能の1つです。
芝居で女役を演じられる稀有な男役
朝美 絢は女役を美しくこなせる稀有な存在です。
男役であっても、そもそも全員女性だけの劇団ですから、女役ができる、できないという話はおかしな言い方ではあるのですが、誰でもできるわけではありません。
あくまで主観ですが、同じ男役でも
①男役として見たい人
②女役でも見たい人
に分けることができます。
ショーの1場面だけ男役が女役として歌い踊る場面は決して珍しくありませんが、芝居での役として女性の役を演じることができる男役はそう多くはありません。
そのような意味で貴重な存在でもあります。
男役10年目の急成長!
『壬生義士伝』では、斎藤一を演じています。
新選組のクールでどこか影のあるキャラクターですが、これまでの朝美 絢からターニングポイントになる役でしょう。
男役としての声も、これまでより太く低く響くようになり、貫禄とともに自信を感じます。
「男役10年」と言われる宝塚でちょうど10年が過ぎ、さらに「成長」を感じられることは宝塚ファンとしてとても嬉しいことです。
まだまだこれから魅力が増していくこと間違いなしでしょう。
さいごに
雪組・ 朝美絢さんの魅力についてみてきました。
今後が楽しみなスターの1人です。
宝塚に興味を持ち始めた初心者さんに、「ファンになるには?」と聞かれると「3番手~5番手くらいのスターで探してみたら?」と勧めるようにしています。
理由は、上を目指している途中だから。ある程度、完成形に近付いているトップスターや2番手ももちろんファンになっていいのですが「生徒の成長を応援し、見守る」ということも宝塚ファンとしての楽しみです。
これから大きく羽ばたき、想像を超えるほど「化ける」可能性を秘めているのが3番手~5番手あたりのスターたちなのです。
朝美絢は「大きく化けるスター」かもしれません。
今後の彼女に注目です!