どうも!きりん。です。
花組男役スター・瀬戸かずやさんが『マスカレードホテル』で東上初主演を果たしました。
入団17年目にして東上初主演に「え???」と驚いたファンも多いことでしょう。
きりん。も「え???」となった1人でした。
明日海りおさんの退団され、柚香光さんが新トップに就任されたいま、今度の花組を考えるにあたり、瀬戸かずやさんの存在が気になります。
今回は、瀬戸さんの今後を考えてみたいと思います。
瀬戸かずやの東上初主演はびっくりニュース!?
瀬戸かずやさんが東上初主演という発表に拍手したファンは多いのではないでしょうか。
花組の男役として長年、別格だった瀬戸さんが、まさか東上初主演をするなんて、一体どれだけのファンが予想していたでしょうか?
しかも『マスカレードホテル』の評判はよく、新たな瀬戸さんの魅力をアピールする結果となりました。
しかし、東上主演というおめでたいニュースに喜びと驚きを抱えつつ、はやり頭に浮かぶのは
正直、これまでの扱いと入団年数を考えると「餞別?」と勘ぐってしまっても不思議ではない。
一体どうなるのでしょう。
【東上主演】の意味合いに変化の兆し?
さて、ここからが本題。
【東上主演】は、劇団側がトップ候補として育てていきたいスターに担わせてきた将来有望の証。
しかし、ここに来てこれまでの【東上主演】という意味合いが少し変わりつつあるのかと感じる出来事が増えています。
瀬戸かずやの『マスカレードホテル』主演だけではなく、2020年2月には月組の鳳月杏が『出島小宇宙戦争』で東上初主演を果たします。
瀬戸かずや、鳳月杏ともに、自分より下級生がトップスターになっていることから、ともにトップスターに就任する可能性は低いと言わざるを得ません。
番手に関わらず、組を支えていくという意味合いが強い 【別格】ポジションとして、活躍してきている両者がそろって東上主演する2020年。
これまでの【東上主演】とは違う意味合いでの【東上主演】という新しいパターンが生まれつつあるように感じます。
さらには、凪七瑠海さんも専科に行ってから、東上主演をしています。
月組時代にも美弥るりかさんと『THE KINGDOM』でW主演を果たしていますが、このときは月組でW2番手という扱いでしたので、トップ候補としての東上W主演だったように思います。
2018年『蘭陵王―美しすぎる武将―』で単独初主演を果たしましたが、このあたりから東上主演の意味合いが少しずつ変わってきた可能性が考えられます。
では、どのように変わってきたのかというと、あまりいい表現ではないかもしれませんが…
限りなく2番手に近いポジションにするため、格をつける
おそらく、一時的ではあるでしょうが、別格→限りなく2番手というポジション変更のために必要な東上主演という意味合いなのではないでしょうか。
瀬戸かずやはほぼ2番手に昇格決定!?
柚香光さんがトップスターに就任したことにより「正2番手は誰なのか?」の答えは、現段階で瀬戸かずやさんでした。
これまで明日海りおという強力なトップスターの存在とともに、同じくらい柚香光の2番手として存在感は大きいものだったように思います。
組の顔はもちろんトップスターですが、2番手がしっかりしている組は、充実していると言われます。
存在感という意味で、柚香光さんは素晴らしい2番手でしたが、その柚香さんががトップスターに就任したことで、2番手ポジションがぽっかり穴があいてしまっては「花組危うし」となりかねない…。
瀬戸さんをこのまま別格ポジションにしておいた場合、2番手として考えられるのは水美舞斗さん。
歌もダンスも芝居も、柚香より秀でている部分がたくさんあることは下級生時代から感じていました。
ただ、柚香さんと①同期であること、②スター性という部分で花組正2番手は正直厳しい…。
将来的な2番手確実であろう永久輝せあさんも雪組から組替え後すぐに正2番手にはできない。
ということで、白羽の矢が立ったのが瀬戸さんだったと考えるのが自然なのではないでしょうか。
さらに、2番手昇格を裏付けるように2020年の宝塚スターカレンダーに瀬戸さんが初掲載されています。
このカレンダーにはトップ、トップ娘役、2番手+轟悠さんしか掲載されないので、ここに初掲載されるということは花組の2番手ということが分かります。
瀬戸かずやの東上主演は退団への餞別なのか?
前述のとおり、限りなく2番手(というか、ほぼ2番手)というポジションを一定期間務める可能性が非常に高い瀬戸かずやさんですから、東上主演が餞別となり、退団という可能性は低いでしょう。
そもそも東上主演は餞別にしては大きすぎるので、餞別となるなら【バウホール主演】あたりになるはずです。
しかし、将来的に花組の番手構成は…
トップスター | 柚香光(95期) |
---|---|
2番手 | 永久輝せあ(97期) |
このように劇団側は考えているでしょうから、この体制を整えられると判断した場合、瀬戸かずやは退団という可能性も充分考えられます。
それがどのくらい先なのかはまだ分かりません。
ちなみに、2020年の宝塚ステージカレンダーは10月掲載ですので、もっとも早い退団で2020年12月27日の東京宝塚劇場千秋楽ですので、それより前の退団はないでしょう。
そのあとも、退団しない場合は…
①再び、別格ポジションへ
②専科へ異動
となるでしょうが、その場合②専科へ異動という可能性が高いのではと個人的には考えています。
いずれにしても、当面の間は
トップスター | 柚香光(95期) |
---|---|
2番手 | 瀬戸かずや(90期) |
3番手 | 水美舞斗(95期) |
4番手 | 永久輝せあ(97期) |
または
トップスター | 柚香光(95期) |
---|---|
2番手 | 瀬戸かずや(90期) |
3番手 | 永久輝せあ(97期) |
別格 | 水美舞斗(95期) |
という体制でいくのではないでしょうか。
まとめ
まとめると・・・
◆東上主演の意味合いが変わりつつある!?
・トップ候補→現在のポジションの強化または格を上げるため
◆瀬戸かずやは東上主演で花組2番手にほぼ決定ではあるものの、新体制が整うまでの一時的なものと考えられる
◆新体制が整ったら
①退団
②専科へ異動
③再び花組別格ポジションへ
いずれかの道があるが、①か②の可能性が高いのでは?