雪組の男役スター・彩凪翔さん。
渋い男役として、ときには美しい女役として、その姿を変幻自在に披露してくれる彩凪さんは、存在感のあるスターとして、人気も高く注目を集める存在です。
そんな彩凪さんですが、ファンの間で気になっていることと言えば・・・
「雪組の3番手は誰なの?」
「もう路線ではないの?」
「退団時期はそう遠くないって本当?」
など、彩凪さんの現状と今後についての声。
そこで、今回は彩凪翔さんの雪組での現状と今後について考えてみたいと思います。
さっそく始めましょう!
彩凪翔について
まずは、彩凪翔さんのプロフィールを見ていきましょう。
芸名 | 彩凪翔(あやなぎ しょう) |
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誕生日 | 6月2日 |
出身地 | 大阪府大阪市 |
出身校 | 市立八阪中学校 |
身長 | 170cm |
愛称 | しょう |
初舞台 | 2006年「NEVER SAY GOODBYE」(92期) |
入団時成績 | 17番(48人中) |
同期 | 真風涼帆、鳳月杏、蘭乃はな など |
新人公演主演 | 2回『仮面の男』『ドン・カルロス』 |
バウホール主演 | 2回『灼熱の彼方』(W主演)『春雷』 |
こてこての関西人の彩凪さん。
舞台では、おしゃれでかっこよく、ダンディーなイメージが強い彩凪さんですが、お茶会ではバリバリの関西弁がよく飛び出し、そのギャップ感も魅力の1つと言えるでしょう。
入団時成績は、ちょうど1/3あたり。
初舞台後の組配属で雪組に配属されて、今日まで組替えなしの生え抜きスターです。
早霧せいなさんのトップ時代には『ルパン3世』『るろうに剣心』など人気コミックやアニメの舞台化がありました。
その際の彩凪さんは石川五右エ門や武田観柳という知名度の高い役を原作のイメージそのままに、彩凪さんの魅力もプラスして演じられ、高評価を得ました。
雪組のお家芸と言える日本物の所作の美しさはもちろんのこと、スーツ姿の似合うかっこいい男役として、人気の高いスターさんです。
彩凪翔の雪組のポジション
雪組で存在感のある彩凪さんですが、現在の状態はどのようなポジションなのか、気になります。
現在の雪組
現在の雪組の男役構成を見てみると、トップ、2番手は明白ですが、それ以下がやや曖昧という状態です。
まとめてみると、以下のようになっていると考えられます。
トップスター | 望海風斗(89期) |
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2番手 | 彩風咲奈(93期) |
3番手(別格) | 彩凪翔?(92期) |
3番手or4番手 | 朝美絢(95期) |
路線スター | 綾凰華(98期)縣千(101期)彩海せら(102期) など |
まず、人気・実力とも非常に高い望海風斗さんを筆頭に、2番手には彩風咲奈さんが続きます。
彩風さんは、2020年の全国ツアーでは主演を務めることが決定していますし、フィナーレで背負う羽根からも正2番手であることに間違いありません。
さて、彩風さんに続く3番手が現状では曖昧です。
彩凪翔さんなのか、朝美絢さんなのか・・・。
直近では、販売されている写真の数も彩凪さんと朝美さんは同数の4枚ずつでしたので、現段階では、差をつけたくないという劇団の考えが見え隠れします。
前作品の階段降りの順番
これまでの公演『壬生義士伝』『Music Revolution!』と『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』フィナーレの階段降りの順番はこのようになっていました。
『Music Revolution!』
綾凰華・縣千
↓
永久輝せあ
↓
朝美絢
↓
彩凪翔
↓
凪七瑠海(専科)
↓
彩風咲奈
↓
真彩希帆
↓
望海風斗
先に降りてきたのは、朝美絢さん。
彩凪さんより3学年下の朝美さんが先に降りるのは、このような番手が曖昧な状態では自然なことと言えます。
そして『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
諏訪さき・縣千・彩海せら
↓
彩みちる・綾凰華・潤花
↓
朝美絢
↓
彩凪翔
↓
彩風咲奈
↓
真彩希帆
↓
望海風斗
『Music Revolution!』に比べ、階段降りする人数は増えましたが、主要メンバーの順番に変化はありませんでした。
彩凪翔は路線ではないの?
前述した雪組の現状から、彩凪さんと朝美さんが【3番手争い】としているのかと言えば…、そうではないという見方が大方の意見ではないでしょうか。
舞台上では差を明確につけてはいないけれど・・・
・彩凪翔さんは別格スター
・朝美絢さんは将来的には正3番手
という考えが劇団の中にはあるのではないでしょうか。
雪組の御曹司であり、トップ候補と言われた永久輝せあさんが花組へ異動したことにより、朝美絢さんの存在感が増していくことは間違いないでしょう。
さらに、95期を推したい劇団側の考えとも合うでしょうから、おそらく少し先には彩凪さんと朝美さんには差が生じるものと考えられます。
彩凪さんは、同期で月組に組替えした鳳月杏さんのように、唯一無二の存在感のある別格スターとしての道を進んでいかれることに思います。
どうしても、トップへと続く道から離れていくと、【路線落ち】という表現をされてしまいますが、別格スターは誰でもなれるわけではない非常に貴重な存在です。
真ん中で輝く人と脇で輝く人。
どちらの存在も絶対に必要なのが舞台であり、宝塚でもありますから、今後も彩凪さんの魅力を宝塚の舞台で観たいと思っています。
彩凪翔の退団時期
続いて気になるファンも多いのが、彩凪さんの退団時期について。
明確は番手がつかないスターさんは、その発表は前触れもなく突然で、ファンにとっては寝耳に水となることも珍しくありません。
毎回、集合日にはドキドキしながら過ごすファンも多いでしょう。
彩凪さんの退団時期について、1つ言えることは・・・
2020年2回目の本公演までは、在団されていることはほぼ確実。
ということ。
2020年2回目の雪組公演の東京千秋楽は10月11日ですので、その公演へ出演されることは間違いないでしょう。
理由は、2020年の宝塚ステージカレンダーの7月に彩凪さんが掲載されているからです。
宝塚カレンダーは退団後は掲載されないという暗黙のルールがあるため、7月までは在団されていることが明白。
雪組公演のスケジュールと照らし合わせれば、10月11日東京千秋楽の公演までは確実に在団されているであろうと予想できます。
しかし、この公演、わたくし、きりん。は望海風斗さん・真彩希帆さんが退団されるのではないかと予想している公演。
彩凪さんもご一緒に退団という可能性がまったくないとは言えない・・・。
ただ、トップコンビと3番手格のスターが同時に退団となると、大量組替えで誰も異動してこなかった雪組はダメージが大きすぎるというのが正直なところですから、その可能性はそう高くはないかもしれません。
彩凪さんの退団時期は、望海風斗さんのあとを継ぐと予想される彩風咲奈さんがトップスターとして、落ち着いた時期に・・・という頃ではないでしょうか。
まだ少し先のことだと個人的には考えています。
彩凪翔が専科へ異動の可能性
さらに、退団時期と並んで気になることは【専科】へ異動となる可能性について。
『タカラヅカスペシャル2019』では、2部で『生きるときめき』(「星影の人より」)のシーンで専科の華形ひかるさん、凪七瑠海さんと彩凪さんが3人で歌うシーンがありました。
華形ひかるさんが退団を発表し、愛月ひかるさんは星組へ組替えしていますので、スタークラスの専科は凪七さんだけとなります。
おそらく、専科への異動が今後あるのではないかと予想しているのですが、彩凪さんである可能性も考えられるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで彩凪翔さんの雪組での現状と今後について考えてきました。
まとめると・・・
◆彩凪翔は2006年入団の92期生で組替えなしの雪組育ち
◆かっこいい渋めの男役や美しい女役など幅広く演じ分けることができる存在感のある男役スター
◆現在の雪組での番手は曖昧で、3番手格の別格スターと考えられる
◆今後は、さらに別格スターとして唯一無二の存在感で雪組の舞台で存在感のある役を演じる機会が増えていくと考えられる
◆退団時期は不明だが、2020年2回目の雪組公演まではほぼ確実に在団している
◆彩風咲奈の新生雪組が誕生してからも別格スターとしてしばらくは活躍し、頃合いを見て退団となるのではと予想