月組の男役スター・鳳月杏さん。
花組から古巣の月組へ戻り第1作目となった『I AM FROM AUSTRIA』では珠城りょうさん演じるジョージのお父さん役として、その魅力が舞台いっぱいに爆発していました。
そんな鳳月さんの人気は高く「トップになってほしい!」という声も少なくありません。
今回は、鳳月杏さんの【トップスター就任の可能性】と同時に気になる【退団】や【お茶会】について見ていこうと思います。
さっそく始めましょう!
鳳月杏について
まずは、鳳月杏さんのプロフィールを見ておきましょう。
芸名 | 鳳月杏(ほうづき あん) |
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誕生日 | 6月20日 |
出身地 | 千葉県船橋市 |
出身校 | 国府台女子学院中学部 |
身長 | 172cm |
血液型 | A型 |
愛称 | ちなつ |
初舞台 | 2006年「NEVER SAY GOODBYE」(92期) |
入団時成績 | 26番(48人中) |
同期 | 真風涼帆、蘭乃はな、彩凪翔 など |
新人公演主演 | 1回『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 |
バウホール主演 | 1回『スターダム』 |
東上主演 | 1回『出島小宇宙戦争』(2020年・予定) |
幼い頃からバレエを習っていたようで、宝塚を好きになったのは小学校2年生という筋金入りの宝塚ファンの鳳月さん。
しかし、「自分が宝塚に入りたい!」と意識するようになったのは中学2年生の頃。
受験に必要な声楽は、受験前の1年だけ習ったようです。
芸名は、①「鳳」という漢字を使いたいと思った②好きな映画『ローマの休日』のアン王女からイメージして「杏」にしたようです。
これだけ芸達者で何でもこなせる鳳月さんですが、新人公演主演は研7のラストチャンスで主演をした限りというのが意外でした。
入団時成績も48人中、26番で真ん中あたり。
入団してからの伸びしろがすごいタイプなのかもしれません。
バウホール主演1回と、2020年に東上主演が予定されています。
この発表に喜んだファンは多かったのではないでしょうか。
しかし、東上主演は本来、2番手などの路線スター(将来のトップ候補)が行うことが多いのも特徴です。(もちろん専科主演などもありますので一概には言えません)
この東上主演が何を意味するのか・・・。
「まさか餞別ではないよね・・・」
と心配するファンがいるのも事実です。
では、鳳月さんの今後を考えてみることにします。
鳳月杏がトップスターになる可能性
月組で鳳月さんがトップスターになる可能性はあるのでしょうか?
現在の月組の男役の番手構成はこのようになっています。
トップスター | 珠城りょう(94期) |
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2番手 | 月城かなと(95期) |
3番手 | 鳳月杏(92期) |
4番手 | 暁千星(98期) |
路線スター | 風間柚乃(100期) |
鳳月さんは階段降りなどで見る限り、現在3番手の位置にいますが、【別格】感の強い3番手という印象がぬぐえません。
別格とは、スター路線(将来のトップスター候補)の真ん中を行くというよりも、どちらかというと「脇役」「スターを支える」という意味合いが強いポジション。
演技や存在そのもので組や舞台を引き締め、サポートする誰にでもできるわけではないのが別格です。
別格になると親や王などの主人公や路線スターの役より年上の役が割り当てられる傾向があります。
また、『I AM FROM AUSTRIA』から月城かなとさんが正2番手として2番羽根を背負って階段降りをしています。
トップスター、2番手ともに鳳月さんより下級生ですので、月組でトップスターに就任する可能性は非常に低いと言わざるを得ません。
しかし鳳月さんは、珠城りょうさん、月城かなとさんには持ち合わせていない部分を持っているスターだと思います。
『CASANOVA』のコンデュルメル夫人のようなあくの強い女役から、『I AM FROM AUSTRIA』のヴォルフガング・エードラーのようなコミカルな父親役まで多彩にこなせる高いスキルとセンスが最大の武器でしょう。
また、高い人気もあります。
今後も月組で唯一無二の存在として輝いてほしいと思っています。
鳳月杏の退団時期
トップスターではないスターの退団時期というのは非常に読みづらいものです。
トップスターなら、おのずと「トップ就任〇作目」や「通常任期の3年」が近づけば心の準備ができるのですが、別格スターはそのような基準がなく、突如退団発表となる場合があるからです。
鳳月さんの退団時期は、どのように考えるべきでしょうか。
月組への組替えは、珠城りょうさんを支えていた人気の高かったスター・美弥るりかさんの退団で空いてしまったサポート役のためではないかと考えられます。
月城かなとさんも人気の高いスターではありますが、同期の礼真琴さんや柚香光さんほどではなく、月城さんだけにその役割を任せるには少々時期尚早だったと劇団が判断したのではないでしょうか。
また月城さんの怪我が完治しているのかもはっきりしたことは分かりません。
そこで、その役割して、鳳月さんに白羽の矢が立ったと考えるのが無難でしょう。
ですので、鳳月さんは、ご自身が月組の舞台で輝くことがもちろんのこと、珠城りょうさん、月城かなとさんを支えるという重要な仕事があるはずです。
これは、舞台に厚みを加える役者としての力と、人気と話題性が他組に比べ少々弱めの月組に貢献するという意味も含まれているでしょう。
よって鳳月さんの退団時期は、この役割が必要なくなった頃と考えられます。
それが、珠城りょうさんのトップ任期中なのか、月城さんがトップになったあとなのかは現段階では分かりませんが、そう早い段階で退団となる可能性は低いのではないでしょうか。
鳳月さんの力は、非常に大きいものだと思うからです。
鳳月杏のお茶会がすごい!
そんな人気スターである鳳月さんですが、お茶会は毎回盛況で、多くのファンが詰めかけています。
さらに、お茶会でのトークには定評があり、公演の様子や役作り、裏話エピソードをユーモアたっぷりにお話され、まるで『1人NOW ON STAGE』と評されるほど、話題は尽きることがないというのも特徴のようです。
鳳月さんのお茶会は、とても楽しそうですし、中身の濃いもののようです。
同時に人間性のしっかりした、頭のいい方だということが伝わってくる参加者の声が多くありました。
まとめ
ここまで月組スター・鳳月杏さんのトップの可能性や退団時期、お茶会の様子について見てきました。
まとめると・・・
◆鳳月杏は2006年入団の92期生。
◆新人公演主演、バウ主演、東上主演(予定)は1回ずつ。
◆鳳月杏がトップスターになる可能性は低いものの、唯一無二の存在として輝くことができる貴重な別格スター
◆月組への組替えは、美弥るりかの退団にともない、珠城りょう、月城かなとをサポートする重要な役割があると考えられる。
◆鳳月杏の退団時期はその枠割が必要なくなったと判断された時期の可能性が高いが、詳しい時期は不明。
◆鳳月杏のお茶会は、話題が豊富でトークも聞きごたえのあるもの。役についてや公演エピソード、ゲームなどで最後までファンを飽きさせない内容。