今回は、星組新トップスター礼真琴さんを徹底深掘りしてみたいと思います!
わたしが最初に礼さんを認識したのは2010年の『ロミオとジュリエット』の愛でした。
セリフは一切ない役ですが、その身体能力の高さに「ただならぬ生徒が出てきた!」と衝撃を受けた記憶があります。
ダンスの人かと思いきや『オーシャンズ11』のマイク役では上級生の娘役さんたちともに歌う歌う!
「ダンスだけじゃなくて歌もすごっ…」と再びの衝撃でした。
公演ごとにあらゆる衝撃を与えてくれる礼真琴さんですが、トップスターに就任し、星組の顔となりました。
そんな礼さんを「もっと知りたい!」と思い、性格、ダンス、歌唱力はもちろん、様々なエピソードを深掘りしてみようと思います。
さっそく始めましょう!
目次
礼真琴の性格
礼真琴さんの性格は「明るく人懐っこい」ことから多くの学年問わず多くの生徒に慕われているようです。
歌やダンス、そしてお芝居全てに秀でており「何でもできる優等生」と呼ばれることも少なくありません。
それでも現状に甘んじることなく、常に向上心を持ってひたむきに取り組む姿も大きな魅力です。
ただ、その真面目さ故に、何ごとも人に頼らず1人で抱え込んでしまうこともあるようです。
また、意外に思いますが、出番前はとても緊張して、ガチガチになってしまうこともあるようです。
以前、宙組の和希そらさんとの対談でお互いの緊張するタイミングが違うという話をされていました。
礼さんは、緊張してガチガチになるのは舞台に出る前、和希さんは出番前は「大丈夫ですよー」と礼さんと話していたのに、いざ舞台に出たら「手が震えた!」ようです。
同じ緊張でも、色々なタイプがあるようですね。
礼真琴のダンス
礼さんのダンスの持ち味は、表情豊かな表現力と風を切るようなスピード感!
2010年の『ロミオとジュリエット』では、「愛」という抽象的な概念をダンスで見事に表現して鮮烈な印象を残しました。
また2016年のショー『The Entertainer』では、これぞ宝塚といったハイレベルでキレの良いダンスが印象に残っている方も少なくないのではないでしょうか。
「拳を突き上げてビートを刻むところが格好良すぎ!」と、多くのファンの心に残るシーンとなりました。
また、礼さんのダンスは振りと振りの切れ目がないというのも大きな魅力だと思います。
すべての動きが1つに見えるというダンスは、技術の高さで補えるものではなく、気持ちの持続こそができる技。
リズムやニュアンスを感じ取る力と実際のダンス技術どちらも持ち合わせている礼さんだからこそできるダンスだと思います。
礼真琴の歌唱力
歌・ダンス・芝居、全て高いレベルを誇る礼さんですが、中でも歌唱力は本当に高い評価を得ています。
生まれつきの低音ハスキーボイスを活かした迫力ある歌声に加えて、美しいハイトーンボイスにも定評があります。
声域が広く、伸びやかな歌声に心惹かれます。
2011年にまだ研究生であるにも関わらず、宝塚カバーソングCD『14Covers Takarazuka Otokouta』に槇原敬之氏「どんなときも。」の歌い手として抜擢され話題になりました。
「あの子誰?」とそのときに礼さんを知ったという宝塚ファンも多いのではないでしょうか。
2017年の『スカーレット・ピンパーネル』の劇中歌「マダム・ギロチン」も、「永遠にリピートしたい・・・」とファンに絶賛されている曲の一つです。
『スカーレット・ピンパーネル』のショーブラン役は、それまでかわいらしいというイメージが強かった礼さに役の幅が広がったきっかけとなった作品です。
礼真琴の演技力
ダンスや歌唱力に注目が集まりがちな礼さんですが、演技力はどうなのでしょう。
正義感溢れるキャラクターだけでなく、悪いオトコも、そしてキュートな女性もイケるマルチな才能は演技力でも発揮されています。
『風と共に去りぬ』のスカーレット役や『ガイズ&ドールズ』のアデレイド役で女役を演じ、「この人本当に男役なの??」と話題を集めました。
スカーレットとアデレイトはどちらも、代々男役が演じてきた役ですが、わたしは礼さんのアデレイドが大好きです!
礼さんは「女役を経験できたことは、男役の演技に厚みをもたらしている」と後に語っています。
また、可愛らしい顔立ちに男役の中ではわりと小柄なため、どちらかというと『かもめ』のコーチャ役のようなピュアで可愛い男性の役が向いていると思われがちですが、『スカーレット・ピンパーネル』では、主人公の敵役ショーブラン役を熱演し、それまでのイメージを180度覆す演技力に圧倒されました。
「上手すぎて何も言うことがない」と言うファンも少なくありませんが、入団前から敬愛し、師と仰いでいた柚希礼音さんの演技に似ていると指摘されることもあったようです。
礼真琴の胸キュンポイント
明るくて快活なイメージの礼さんですが、実は負けず嫌いで泣き虫という一面もあるようです。
人に頼ったり弱音を吐くことが苦手のようで、柚希さんから「1人で頑張りすぎるな」と言われたこともあるそうです。
華やかなステージの裏に垣間見える、試行錯誤する姿・・・。
常に向上心を持ち続け、努力を惜しまない礼さんらしいエピソードですね。
礼真琴のおすすめ作品
礼さんの魅力が堪能できる、イチオシの3作品をご紹介します。
阿弖流為
礼さんご本人が「一生の宝物」と言う作品で、パワフルで熱い主人公・阿弖流為を演じています。
見どころの1つである殺陣は、日本一の殺陣技術者と呼ばれる峰蘭太郎氏にも大絶賛されています。
ガイズ&ドールズ
華やかな女性ダンサーのアデレイドを演じており、かわいらしい見た目はもちろんのこと、声や仕草も「男役とは思えない!」と大絶賛された作品です。
ネイサン役の紅ゆずるさんとのかけ合いが最高に面白くて、笑顔になれるおすすめ作品です。
スカーレット・ピンパーネル
ダークな悪役ショーブランを演じた礼さんが見られるこの作品は、やっぱり外せません!
敵役なのに、まっすぐで不器用な男。
「放っておけない」「ショーブランばかり見てしまう」と、主人公以上に感情移入して見入ってしまうファンも多いようです。
胸の奥にしまい込んだ想いを言葉ではなく背中で表現する・・・そんな男役・礼真琴さんの新たな一面を観たい方にもおすすめです。
礼真琴のファンが知りたいエピソード
息抜きはカラオケ
日々忙しい礼さんのオフの過ごし方は主に「カラオケに行くこと」。
「カラオケは息抜き!行かないと逆に疲れが抜けない」と、稽古後に行くこともあるそうです。
お休みの日にはなんと12時間も歌い続けたことがあるとか・・・。
歌うのは男・女シンガーに加え、ボーカロイドの初音ミクなど多種多様です。
アニメも好きな礼さんは「アナと雪の女王」や「名探偵コナン」にハマっていて、十八番は「Let it go」とか。
礼さんの歌うディズニーソングは「Disney songs by Takarazuka」にも収録されているので、素敵な歌声を聴くことができますよ♪
セリフの暗記は家事をしながら
「家で何かしながらセリフを暗記する」という礼さん。
掃除しながら没頭してしまうと、家じゅうがピカピカになることもあるようです。
カラダを動かしながらの暗記の方が効率的に覚えられると聞いたことがあるので、理にかなっていそう。
まとめ
ここまで、星組トップスターの礼真琴さんの魅力をまとめました。
(1)明るくて人懐っこい、慕われやすい性格
(2)どんなステップもお手の物!ハイレベルでキレの良いダンス
(3)カラオケで鍛えた(?)広い音域の、伸びやかで圧倒的な歌唱力
(4)どんな役も魅力的に演じられる幅広い演技力
(5)優れた才能に甘んじない、負けず嫌いの努力家